こんにちは。
ZENT進学塾の坂口です。
『中学1年生にもなって宿題を忘れるなんて……』
こんなことを思ったことはないでしょうか?
僕も先生として、かなり遭遇しています。
中学3年生ですら、この状態に陥ります。
ではなぜ、こんなことが起きてしまうのでしょうか?
いろんなケースが考えられるので一概には言えませんが
大まかに以下の理由があると思います。
× 宿題をそもそも覚えていない
× 宿題をやる時間がない
「坂口は何て当たり前のことを言っているんだ」と
思われる方もいるかもしれません。
しかし、これが原因の多くを占めます。
宿題が何か覚えていないから忘れるのです。
宿題をする時間がないから忘れるのです。
子どもたちの多くは、
・ 教科ごとのノートに宿題をメモする
・ 宿題のページを折り曲げる
・ 宿題のページに付箋を貼る
このようにして宿題の場所を覚え、自宅で作業します。
これだけ見ると、非常にえらい。褒めてあげたい。
でも、できない。
自宅でノートを見る
自宅で教科書を見る
という習慣がないからです。
折角メモしても見なければ意味がありません。
しかも、教科ごとにそれぞれノートを出すなんて
面倒な真似を多くの子ども達がするでしょうか?
出来る子たちを、大人は優等生と言うのです。
では『やる時間がない』とは
どういうことなのでしょうか?
大人の目には、テレビを見て、ゲームする
時間があるのになぜと思うでしょう。
これが現実逃避となっている生徒もいますが、
多くの場合は締切まで時間があるからです。
「前日にやればいいよね」と先延ばしにして
前日に宿題を確認する。
あまりの量、あまりの難しさのため
そう簡単に終わらないことに気づく。
他の宿題など自分の想定していなかった
提出物がやってきて結局間に合わない。
だから宿題をやれない(忘れる)のです。
子ども達は、まだ計画的に物事を行うのが苦手です。
大人は、宿題忘れという現象が起きるものだと考え、
許してあげる必要があります。そのうえで、解決策を
子ども達と考えていく必要があります。
僕がオススメしているのは以下の二つ。
○ 宿題用のメモ帳を作ること
○ 宿題をその日のうちに終わらせること
すごく当たり前ですが、実はできていないことです。
宿題のメモを一つに集中することで、複数の宿題を
確認することができ、思い出せる可能性があがります。
(大人は手帳、スケジューラで同じことをしています)
そして、その日のうちに終わらせておけば
あとはノート・プリントを持っていくだけ。
これで宿題忘れをかなり軽減できます。
宿題を忘れるということは、復習の機会が損なわれるということ。
僕たちも気付いたときにご指摘していきますが、
ご家庭からも何か気になることがあればぜひご相談ください。
では、また次回の更新で。