こんにちは。
コロナに侵され合法的引きこもりにより、さらに丸一日を百花百狼に費やした筆者です。
ひ〜さしぶりにゲームすると楽しいんだ〜〜〜〜〜〜
そんなわけで、五右衛門から感想が続きます!
②石川五右衛門
どこかの攻略記事で「後味悪く終わりたくないなら五右衛門を最後にするのもいいですね!」
と書いてあるのを読んで、なるほどハッピーなルートと…いや、月下丸そんな辛いルートなの?と少々のネタバレに震えつつ、ハッピー男と記載された石川五右衛門をウキウキと始めました。
緑川さん大好き。
それに加えて共通ルートで話した限り、五右衛門は気の利く”軟派”まではいかない”柔らかメンズ”(気が利き、明るく、柔軟性があり、大人の包容力も併せ持った状態)と認識したので、めちゃくちゃ楽しみです。
語尾が伸びる大人の男はいいぞ。
思ったより月下丸ついてくるな…
石川五右衛門という独立した派閥だっただけに、二人きりの世界でわちゃわちゃと逃避行が起きるのかと思いつつ、思いっきり賑やか。宿場町にもガンガン寄ったりとののんびり道中でした。
追手、ええのんか?
逃亡メンバーには月下丸(途中からあきらかに怪しい謎の小僧)をつれ、お祭りいったりご飯をとりあったりとなんとも微笑ましいです。
月下丸と五右衛門、意外と相性がいいんですね。こちらとしては嬉しい誤算です。
森の中を3人揃って歩いている図の顔面の強さが臨界点突破しすぎていて「いや!!顔面強いだろ!!!」と
心の中で何度か叫びました。イケメンサンドありがとう。
そうしてサンドイッチで槐を取り合う構図から、謎の怪しいがきんちょの出現によって手持ち無沙汰になるお兄さん二人。
ここぞとばかりにお姉さん発揮する槐もいいですね。
布団で一緒に寝たいだと?
それは本当に任務に関係あるのかがきんちょ??
このがきんちょが暗殺任務を受け持っているのであればもうこの時点で毒針刺されていてもおかしくない状況ですが、このがきんちょ、本当に槐ちゃんのぬくもりだけを堪能していたのならば許し難い所業だなと感じました。
個人的には五右衛門とふらりと二人きりになって堂で寝こける1日がめちゃくちゃいい描写で…。
無言でずっと共有するあたたかい時間って、すばらしく記憶に残ると思うんですよね…。
そんなこんなで、いつの間にか甲賀忍が全員揃ってわちゃわちゃ道中になります。天国か?
石川五右衛門、めちゃくちゃ見守りポジションです。父か?
▶️いいお父さんになりそうですね
どうしてもこっちの選択肢選んじゃいそうですね
そのあと明かされる風魔小太郎の名前で、アーーッそっかーーー!ってなりました。
五右衛門そなた、名のある忍びであったか…
あと兄弟弟子の詳細が明らかになるのですが、兄弟弟子3人並べて
蝶兄2歳、五右衛門5歳、半蔵12歳の歳の差らしいです。ふーん、半蔵は五右衛門の7個上ってわけね……。
で、蝶兄と会うのが18年ぶり、伊賀を出たのが8歳(この3年後)…ということは……26…からの7歳上……
半蔵34歳!?!?
全然あり!!!!!!え、いや合ってる!?何歳です!?!?
そのあたりになると信頼値もMAXなので、五大老全員を手玉に取る五右衛門にご満悦ニヨニヨいたしました。
あぁ…甲賀っ子たちもみんな生き生きして楽しそうですね…あ…お金も撒くんだ…民の人気は確立したも同然じゃ……
変な感慨をもって終えたルートでした。
その後宴会後に部屋でいちゃいちゃしてるところ、絶対に月下丸が聞き耳立ててると思うんですが、というか全員起きてると思ってるんですが、月下丸が黙って耐えてるのかと思うと少し切ない気持ちにもなり。
猿ノ助と伽羅がなんとも言えない表情で寝転びながら、寝床で静かに背を向ける月下丸のシーンがどうしても頭をよぎったりします。
切ない。
翌日は明るい日差しの元で旅立つ五右衛門と槐ちゃん。見送る面々。
あたたかいエンドに心温まり安心しました。
この夫婦めちゃくちゃすぐに子供作って連れてきそうだな。
何年後くらいにか、ふらっと里を訪れる親子一行。全然驚かない。
③月下丸
なんかちょっと我慢できなかったです。まだ攻略も真ん中ですが満を持しての月下丸。
他ルートでも追ってきてくれる月下丸を確認済みですので、もはやその愛に疑いはない。
ただ意外と戦力不足が予想されるこのルート。
手助けが月下丸だけとなるのであれば、意外と追手との戦闘がきついものになるのかもしれない。
(半蔵ルートは毒針で早々の離脱、五右衛門ルートは五右衛門+月下丸の共闘戦だったため)
と思いつつ進めると今回の戦闘、思ったより地獄でした。
あ〜〜もう味方を切り結んで進む感じなのね…
墓に立てられた猿ノ助の手甲に、もう気持ちがしょぼくれまくりました。
あんなに明るい笑顔の猿ノ助が、見知らぬ山の中でひとりひっそりと眠っているなんてなんだか信じられないですね…
現実を受け入れられずに自害を試みる槐ちゃんですが
気持ちはわかるが、それならば猿ノ助が死ぬ前にしてくれ…もう犠牲にしてしまった以上は生きてくれ…と願うばかりでした。
そんな時に現れる我らが半蔵師匠。
わしのメンタルはもう大丈夫や。全員いなくなったら槐をもらってやってくれ。棚からぼたもちでしょうが(半蔵側が)。
謎の安心感を手に入れつつ、一人で声を殺して泣く月下丸のシーンではクォ…と変な唸り声をあげてしまいました。
そうだよね…月下丸は親友よりも槐をとったのに、槐までなくしちゃったらもう目もあてられないよ…
そんなキリキリとした空気感の中での抱擁シーン。
ん?
あれ?こいつまさか身体の相性ピッタリ男ですか?
ずっっっっっっっる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いや運命・・・・一生を捧げた上で、身体の相性もお互いのために生まれたかのようにピッタリ・・・・・・・・
ずっっっっっっっる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwありがとう好きです
不覚にもキュンでした。
あ〜〜〜〜そっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜そういう描写なんかずるいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
悶えて四半時その場面で寝転がりながら「ええやん…」ってなってました。
二人の世界つくりやすくていいよね。あとこの筋肉質な月下丸と柔らかそうな槐ちゃんの対比。とてもえっちですね……捗ってありがたい。
煩悩しかないんかい。
そんなこんなで旅芸人の一座に紛れる訳ですが、そこでもなんだか人の良いお姉さんがわかりやすく当て馬をしてくださるのも感謝感激。そう、月下丸は槐ちゃんのものですからね。ただあんまりにも家族めいた雰囲気がありすぎるので、月下丸の「一人だけ決めた人」が隣の小さい女の子だとはまだ気づいていないに一票。故郷にそんな人がいるのかな…ってすずなさんは思っている気がします。だからなんだ。
その後に迫り来る伽羅の友情。思ったよりも忍術の腕が凄すぎる座頭衆にびっくりしました。
やめろよそのわかりやすい悪の顔。
そして蝶兄の襲撃にも肝が冷えました。
でかい剣もってる蝶兄、ふつうに敵だとおもうとめちゃ怖いんだよな。真顔だし。
そんな蝶兄も、自身の最期を悟った瞬間、残りの短い時間を槐のために使うことを厭わないで戦ってくれます。
蝶兄らしく不器用で、でもまっすぐな描写で普通にメンタルやられるかと思いましたが、半蔵という謎のセーフポイント(同情してくれているであろう存在)があってなんかほんとに助かる。
月下丸と二人だと本当に地獄のような心持ちです。
生き様を見ていてくれているっていうのに安心するのかな。
蝶兄はじめ、甲賀の忍びたちが誰も知らないところで散っていくのが耐えられない。。
それからやっと辿り着いた村で、月下丸にかけられていた術の存在が明らかになります。
生母からは槐を「殺す」呪い。かがりさんからは「守る」呪い。
かがりさんからの呪いを解けば、月下丸に残るのは槐を殺す意志だけ、というなんとも手の込んだ計画の5人目の「追忍」となる月下丸。これにbetした徳川さんも大したもんだと思います。
というか私的にドラフトするならその忍びの個人情報も提出してもらってから決めたいんだけど五大老いいのかな。
霞とか当たったら結構物申してしまう気がしますね。
「なに!?ワシの忍び実務経験ないじゃと!?チェンジじゃ!!」
たった一人の信頼している人まで敵になってしまうこの状況。
情報を仕入れてきた黒雪と見守ってくれている半蔵の存在にめちゃくちゃ助けられた気がします。
ひとりでなんて抱えてらんねえ・・・・
殺意むき出しの月下丸ですが、最後は槐を想う心から自分の腹に剣をぶっ刺して自制しました。
痛いよ…痛めつけんで……
そしてそんな状況を見るに耐えず、半蔵がその場でゲームの終わりを宣言して一件が終息するという流れでした。
半蔵先生……もしものことがあれば槐をもらってやってくれ……(まだ思ってる)
その後豊臣秀吉と対峙して、まさかの陰謀を教えられる槐。
みんなの楽しそうな笑顔を思い返すと、本当にやってられん憤慨です。
秀吉天誅により、二人に平和が戻ったのでした、というところ………
いやくそ重いじゃん。
二人がゆったりと日々を過ごす描写をしみじみと干渉に浸りながら眺めつつ、
(いや、この二人相性ぴったりだからな……)
が頭をよぎる筆者。
うーん、そうなんだよなあ。ぴったりなんだよなあ。
お互いがある限りずっと、二人で強く生きていけると思います。滝涙
そういえば月下丸の解呪条件のひとつに
「槐が愛する人を見つけて守られている時」
みたいな項目があったと想うんですが、もちろん他のルート用だなとにこにこするんですが
それ怨嗟の方の呪いだけ残ることになりません?
知らないところで怨念の塊になる月下丸怖すぎなんやが。
④蝶治郎
あんまり切ないのでそそくさとはじめました蝶兄様。
さあ月下丸とともに妹溺愛にいちゃんルートだと踏んでいるのだが真相やいかに。
蝶治郎って逃亡しながら槐のことを身を挺してかばいまくりそうで、ボロボロになる未来が見えるんだよな…痛そうなのあんまり見たくないな……などと思っていたところ。
いや普通に甲賀帰っちゃったんだけど
舐めていました。忍の道に厳しいあの兄様がそんな簡単についてくる訳なかった。
槐ちゃんの逃避行サイドには、え〜月下丸と黒雪も一緒にきてくれるのかい;;
五右衛門もなんだか協力的だぞっ;;
わーいわちゃわちゃ逃亡ルートだ〜〜
などと思っていた時期が私にもありました。
あかんこれも地獄や
月下丸ルートで体験した甲賀からの追忍ストーリーを蝶治郎サイドから見ることができたのは結構よかったです。
もしかしてプレイ順めちゃくちゃ最高なのでは?
キリキリとした殺し合いの中でまっすぐに向き合う槐と蝶治郎の描写から感じる「二人だけの世界」は、引き込まれて説得力があり、それと同時に愛を感じたなあという一幕でした。
心が忍びの掟の中で縛られていた蝶治郎だからこそ、その心に踏み込むには同じ土俵に立たなきゃいけない。
なんとも「すべて」でぶつかるシーンでした。槐ちゃんの中に蝶治郎以外のものがあれば絶対にできなかった心のぶつかり合いでしたね。
ストーリーとしても変な妥協がなくてキリキリできてよかったです(いいのか?)。それぞれの人物の思考軸と展開が自然という意味で…
ちなみにこの時の黒雪は本当にいい仕事をしたというか、ありがとうというか。
全てのピンチに黒雪感がある。愛い奴じゃ…
あと野生のポメラニアンみたいなイメージになってきた。
月下丸の地獄ルートにプラスで月下丸自身の脱落と、黒雪まで潰されたミンチのようになってしまったらしく、失ったものの数々により地獄と化した本ルート。
月下丸死んでしまうのか……
個人的にはみんなを弔うシーンで、月下丸は”切られたお腹が痛そうで最後に土をかけた”、”猿ノ助と伽羅の繋がせた手に最後に土をかけた”描写がなんかきつくてより地獄でした。
幼馴染たちの死体の海の中に現れる真顔の蝶治郎。その場が地獄すぎて、蝶治郎の天秤が槐を殺さない、の方に傾いたとしても自然な描写だなと想うんですが、その前の槐を殺しきれなかった時点で、蝶治郎の心は固まっていたようです。
”殺せない”
半蔵編では"痛みを感じないように殺してやる"という蝶兄の言葉があったので、
槐の首を絞めるなんて余計辛そうなのになんでだろう、と思っていたのですが
”切る時に、どこを切ればいいのかわからなくなった"
の独白に、あ〜〜〜〜〜〜〜〜と唸りました。
切る気はあるのに、本能が拒否しているという蝶治郎の生き方と愛情を反映したこの独白…
ライターさんすごくないですか。好き。
そしてこの辺りで魚が焼けない不器用さ、大雑把な蝶治郎が見えてきてギャップに悶え始めました。
大きな剣で一薙ぎする戦い方、ギャップあるなあと思ってたんだよ…
もう絶対朝弱いじゃんこれ…
朝起きるとき低血圧の塊だから「おいお前起こしに行けよ…」「いやお前行けよ…」のタイプじゃん……
大雑把で不器用でひたむきな蝶治郎。
「ギリギリまで追い詰められないと自分の気持ちにも気付かない」
この旧知の仲からの一言も、蝶治郎の「人間らしさ」みたいなものが滲んでてよかったです。
そのあとは霞が離脱し、蝶治郎の容体もあり、二人で淡々とゆっくり、お互いを支え合って進んでいく二人になりました。
あまりの地獄の様相から、なんとなくずっと言葉少なに歩みを進める様が痛ましいものの、
二人だけが共有する世界というのは、確実にお互いの存在をお互いに刻んでいるなあという気がしてとても甘美なストーリーだなあという気がしましたね…いや単に蝶兄弱ってるだけかもしれんが…
この後の蝶治郎の人生にはそれこそ大切なものがただ一つしかない訳ですから、
もう何も迷うことなく、今までの一途さを100%槐ちゃんだけに捧げることができるのは、蝶治郎にとって幸せな未来になるだろうな、と涙ながらに…幼馴染師弟良………となりました。
死ぬ間際に自分の着物の裾握られてみろ。一生そのことしか考えられん。
というかこのルートお迎えに来てる兄の描写よすぎる。
泣いてしまうからぜひやめてほしいです(大好きです)(最高)
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そんなわけで、続けば次回黒雪編です。
ちなみにここまででお気付きかもしれませんが全てのバッドエンドを回避しています。
いやだ。コンプリートよりも"みんなの悲しい顔をみたくねえ"が勝っちまう。



