続・集中力の回復
よく噛むことでセロトニン回復効果をあげる
ランチに食べるものとして、歯ごたえのあるものをよく噛んで食べることは重要。
(コンビニのふわふわパン、立ち食いをば、栄養ゼリーや栄養バーも弱い)
きちんと10分以上噛むことで、セロトニンの活性効果が現れるため、「慌てて食べるランチ」に集中力のリセット効果はない
また、「リズム運動」や「咀嚼」は同時に言語脳を使ってしまうと、セロトニン活性効果が弱まる。
(本を読みながら、仕事をしながら、あれこれ考えながらのご飯)
「歯ごたえのあるもの」を10分以上かけてよく噛み、食事に集中して食べる。
場所ニューロン
海馬にある場所を司る、自分がどこにいるのかを忘れないように記憶するための細胞。
「歩く」「移動する」「場所を変える」というのは、場所ニューロンが活性化することによって、海馬全体が活性化し、記憶力が増強する。(海馬=記憶の一時保管庫)新しい場所に行くとより活性化する。
いつもと違った行動をとるとき、脳ではアセチルコリンが活性化する
新しい店に行って、いつもと違うメニューを頼む。するとアセチルコリンが活性化する。(「創造性」や「ひらめき」に効果がある)
30分の仮眠は、脳の集中力や記憶力など、パフォーマンスを全般的に改善する。
NASAによると26分の仮眠によって、仕事効率34%アップ、注意力54%アップ。
最適な仮眠時間は20〜30分、また遅くとも午後3時までには終わらせるべき。
1日30分以下の仮眠が、アルツハイマーの発症リスクを5分の1にするという研究がある。
しかし、1時間以上の仮眠は、アルツハイマーのリスクを2倍に増加させる、また、糖尿病のリスクも高くなる。
理想は平らなところで寝る。椅子に座ったまま机の上で顔を伏せて眠るようなやり方でもかなりの効果がある
また、眠る前にコーヒーや緑茶などのカフェインを摂取しておくと、約30分後にはカフェインの効果が現れるため、自然に目が覚めやすくなる。
能率が低下したまま仕事をしても捗らないため、無理して仕事を続けるよりも、短時間でいいので仮眠して、疲労回復、集中力回復に当てよう。
午後2〜4時というのは、食後の眠気や仕事の疲れで、最もパフォーマンスの下がる時間帯。
居眠り事故が多発するのは、深夜3〜4時と、午後2〜4時の2つのピーク。(外国でも同様)
脳を活性化させる最も簡単で即効性のある方法で筆者が推すのは「運動」
たった10分間の運動で、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの脳内物質のレベルが高まり、次の90分間がよりエネルギーに満ち、集中力と学習効果が高まり、意欲もアップして前向きになり、イライラしない穏やかな気持ちで仕事ができる。
リフレッシュのための運動は1分だけでも効果が得られる
一階から三階に上がるのに階段で上がってみる。普通すぎるならダッシュで。
短時間で負荷が多いのは、スクワットが一番。1分間で5回とかでも
「手につかない」と思ったら、「歩く」。セロトニン活性と場所ニューロンが活性される。
「場所を変える」だけで場所ニューロンは活性化するので、カフェで三時間、飽きてきたりしたら別のカフェへはしごする。
ガラッとリセット
1時間デスクワーク、30分会議を挟み、また1時間のデスクワーク。気分転換になる
会議や打ち合わせ以外でも、電話対応、資料作成、アイデア出し、指示確認(コミュニケーション)、メール返信など。
↑これらはそこまで集中力も必要としないため、緊急性がない限り、午前中にやるのは勿体無い、午後の気分転換用に取っておく
午後の仕事は疲れやすく、集中力も途切れやすい。疲れる前に休む。
限界まで頑張って5分休憩ではなく、機械的に45分仕事して、5分休むインターバル。
午前中以上に、午後は集中力の波を意識する。喉が渇いた時の給水と同じですね。
スマホは脳を疲れさせるため、休憩時間中にやるのは勿体無い
人間の脳は、視覚情報の処理に脳のキャパシティの90%を使っていると言われている。
脳は、光るものを見ると興奮するという特性を持っているため、脳がリラックスできない
休憩終わりの時の方が脳が疲れているとしたら、その後の集中時間を奪うことになるため筆者の立場的には全く不合理
脳を休める休憩とは・・・「視覚」以外の活性化。仕事中でもできるのは「目をつぶる」。視覚情報を遮断し、脳は休息モードに入ります。目を開けているときは「ベータ波」という周波数の高い波、目を閉じた瞬間に「アルファ波」というリラクゼーションの波がで始める。
冷たいタオルを目に当てて、目を休ませるのもいいでしょう。
それよりもさらに効果的なのは、「瞑想」や「マインドフルネス(瞑想の一種)」→マインドフルネスの教科書をおすすめ
仕事をしていて「猛烈な眠気」に襲われたときは無理をせず、「5分」でいいので仮眠をとろう。
覚醒度90分周期の「ウルトラディアンリズム」で山と山の間の谷に当たる、覚醒度が最も低下しているときの「猛烈な眠気」
→しばらくすると覚醒度は上がっていくため、仮眠で底辺をやり過ごして覚醒度アップの波に乗ろう