『夏の終わりに』
〜SCENE 1(夏少女)〜
今から一年前のことだった。
大学4年、最後の夏休み。
僕はバイクを走らせ、
ひとり鎌倉へ旅に出た。
アルバイトをして貯めた旅費で、
鎌倉の海沿いの街、
ほんの二週間ばかり、
ひと夏の短い日々を過ごした。
それが僕の卒業旅行だった。
彼女と出会ったのはそんな時…
風で飛んだ、
白い帽子を追いかける少女、
その帽子をキャッチした僕。
そんなありきたりな出会いだった。
ノースリーブの短いワンピースと、
風に揺れる薄紅色のピアス、
ストレートの長い髪、
そして、笑顔が太陽のように明るい、
「涼夏」とい名の女の子。
動き出したふたりの時間、
そう僕は、彼女に恋をしていた…
〜SONG(夏の終わりに)〜
君と出会った夏の
SEATOWN
風に誘われて
僕はひとり君のLETTER
読み返し 涙ぐむ
海ではしゃぐフォトグラフ
水しぶき あのまなざし
目を閉じれば浮かんでくる
忘れやしない
SUMMER EYES
SUMMER DAY DREAM
泣き出して駆け出していった
君を僕は止められずにいた
どうしてあの時君をきつくもっと強く
抱きとめられなかったのだろう
悔やんでも時は戻らない
君といた夏の終わりの恋は
LAST SUMMER DAYS
SEASIDE バイクで君と
MOVIEみたいに戯れた
背中に感じた 温もりは
今も尚 胸の中
祭りと花火 華やぎと
ラムネ色 透きる風は
寄せては返す波のようさ
忘れやしない
SUMMER EYES
MEMORIES IN YOU
どこですれ違ったのだろう?
君を愛し守ると誓ったはずなのに
失う辛さの刃が僕の
胸からまだ抜けなくて
移りゆく時に尋ねても
君といた夏の終わりの恋に
戻れないのか?
SUMMER OF ANGEL
REMEMBER MY SWEET
〜SCENE 2(歩き出す為の勇気)〜
またひとつ、夏が終わる。
彼女の住む街へと、
再び僕はバイクを走らせた。
有給休暇なんて認めてもらえず、
きっと欠勤、
いや懲戒処分になるかもしれない。
でもそんなことは、
今の僕にはどうでも良かった。
ただ彼女に、とにかく会いたい。
彼女に会うことが、
怖くないと言えば嘘になる。
空白の一年、
その時間はやはり長過ぎたから。
彼女の出す答え、
そして僕達の行く手、
それは、今の僕にはわからない。
でも一歩を踏み出して、
そして、自分を探し見つけだす為に、
彼女にもう一度、
会いたくなったんだ。
彼女のこと、
やっぱり僕は好きなんだ。
好きで好きで、好きでたまらない。
だから僕はアクセルをふかし、
彼女の住む街へと向かうんだ…
〜SCENE 1(夏少女)〜
今から一年前のことだった。
大学4年、最後の夏休み。
僕はバイクを走らせ、
ひとり鎌倉へ旅に出た。
アルバイトをして貯めた旅費で、
鎌倉の海沿いの街、
ほんの二週間ばかり、
ひと夏の短い日々を過ごした。
それが僕の卒業旅行だった。
彼女と出会ったのはそんな時…
風で飛んだ、
白い帽子を追いかける少女、
その帽子をキャッチした僕。
そんなありきたりな出会いだった。
ノースリーブの短いワンピースと、
風に揺れる薄紅色のピアス、
ストレートの長い髪、
そして、笑顔が太陽のように明るい、
「涼夏」とい名の女の子。
動き出したふたりの時間、
そう僕は、彼女に恋をしていた…
〜SONG(夏の終わりに)〜
君と出会った夏の
SEATOWN
風に誘われて
僕はひとり君のLETTER
読み返し 涙ぐむ
海ではしゃぐフォトグラフ
水しぶき あのまなざし
目を閉じれば浮かんでくる
忘れやしない
SUMMER EYES
SUMMER DAY DREAM
泣き出して駆け出していった
君を僕は止められずにいた
どうしてあの時君をきつくもっと強く
抱きとめられなかったのだろう
悔やんでも時は戻らない
君といた夏の終わりの恋は
LAST SUMMER DAYS
SEASIDE バイクで君と
MOVIEみたいに戯れた
背中に感じた 温もりは
今も尚 胸の中
祭りと花火 華やぎと
ラムネ色 透きる風は
寄せては返す波のようさ
忘れやしない
SUMMER EYES
MEMORIES IN YOU
どこですれ違ったのだろう?
君を愛し守ると誓ったはずなのに
失う辛さの刃が僕の
胸からまだ抜けなくて
移りゆく時に尋ねても
君といた夏の終わりの恋に
戻れないのか?
SUMMER OF ANGEL
REMEMBER MY SWEET
〜SCENE 2(歩き出す為の勇気)〜
またひとつ、夏が終わる。
彼女の住む街へと、
再び僕はバイクを走らせた。
有給休暇なんて認めてもらえず、
きっと欠勤、
いや懲戒処分になるかもしれない。
でもそんなことは、
今の僕にはどうでも良かった。
ただ彼女に、とにかく会いたい。
彼女に会うことが、
怖くないと言えば嘘になる。
空白の一年、
その時間はやはり長過ぎたから。
彼女の出す答え、
そして僕達の行く手、
それは、今の僕にはわからない。
でも一歩を踏み出して、
そして、自分を探し見つけだす為に、
彼女にもう一度、
会いたくなったんだ。
彼女のこと、
やっぱり僕は好きなんだ。
好きで好きで、好きでたまらない。
だから僕はアクセルをふかし、
彼女の住む街へと向かうんだ…