受け継いだスピリッツ…


『疾走(BORN TO RUN)』

NIGHTRIDEの風の中
口ずさみで歌ったBLUES ROCK
レスポールとマーシャルアンプ
それだけが全てだった
ハイスクールをDROP OUTして
歌手になると故郷を飛び出した
あの頃俺は
まだ青臭い熱さに溺れていた

慣れぬ仕事にありついて
ありったけの金を抱き
街のはずれのステージで
最高のBEATを聴かせておくれ

もう止められない
熱き血潮にたぎられた衝撃
ぶちかませ!
明日へ向かうGLORY WAY
そして始まるのさ伝説の夜明けが
WOW…

タフで陽気なドラマーと
そしてJACK気取りのベーシスト
俺達みんな同じ夢抱き
東京で巡り会った
初めて歌ったON THE STAGE
SCRAP NOISE ROCK&ROLL
「下手くそ!」だとか
「辞めちまえ!」とか
散々に叩かれたぜ

やけを起こして夜の街
彷徨ってDRUGに
手を出し俺は塀の中
独りぼっちの部屋はやけに冷たい…

涙あふれて
何も見えない暗い影の中独り
もう二度と迷わない
強く生きてみせる
灰になるまで
俺はがむしゃらに燃え尽きる
WOW…

久方ぶりの太陽と
見上げた高い遠い空
風の青さと街のざわめき
道行く人ごみの中
居場所は無いと思ってた
ライブハウス、ドアの前
でも友達は俺の帰りを
笑顔で迎えてくれた

俺は奴らに誓った
二度とバカはやらないと
まだまだきっとやれるはず
最高のBEATを聴かせてやるぜ!

風に向かって
汗にまみれた拳を振りかざす
鳴り止まぬ爆音が響くSTAGEで
拍手が鳴り響き
今アンコールが幕を明ける
WOW…