一番基本的なCUI環境「コマンドプロンプト」
Windows OSでCUIを使うと言えば、基本的には
「コマンドプロンプト」か「PowerShell」を使うことになる。
このうちPowerShellは、コマンドプロンプトよりも
非常に高度な機能を持っている。
管理業務など、複雑な処理をプログラムで自動実行したいのなら、
PowerShellを学ぶべきだろう。
一方のコマンドプロンプトは、PowerShellよりずっと前、
Windowsよりさらに前のMS-DOSの流れをくむCUIで、
できることは制約的だが、その分シンプルで手軽だ。
CUIの第一歩として、コマンドプロンプトを紹介します。
「コマンドプロンプト」って「DOS窓」のこと |
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古くからの(Windows 9x/Meなどの)Windowsユーザーなら、 Windows OSの前身がMS-DOSと呼ばれるOSであって、それを模した 「MS-DOS窓」(「DOS窓」とも)がコマンドプロンプトだと思うかもしれない。 DOS窓はコマンドプロンプトとは別のものである。 正確に言えば、MS-DOSが持っていた機能を模した、 より高機能なCUI実行環境がコマンドプロンプトです。 |
Windows OSをCUIで操作するには、まず
「コマンド プロンプト」というアプリケーションを起動する。
起動方法は次の通りです。
★コマンドプロンプトの起動方法
コマンドプロンプトを起動する方法は何種類かある。
一番簡単なのは、[スタート]メニューから
起動する方法。
コマンドプロンプトの起動方法(Windows10の場合)
Windows 7の場合は、[スタート]メニューの
[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[
コマンド プロンプト]から起動できます。
Windows 8/10以降のOSの場合は、[スタート]メニューを
右クリックすると表示される
クイックアクセスメニューから起動してもよい。
Windows 10 Creators Update(バージョン1703)以降では、
クイックアクセスメニューのデフォルトが「PowerShell」になってます。
Windows 8/10の場合の起動方法
Windows 8/10、Windows Server 2012以降のOSでは、
スタートメニューを右クリックすると
表示されるクイックアクセスメニューからも起動できる。
コマンドプロンプトを起動すると、
最初にバージョン番号などのメッセージが表示され、
その次に「プロンプト」記号と入力待ちの
カーソルなどが表示されます。
コマンドプロンプト起動直後の画面
行の先頭に「プロンプト(入力促進記号)」が表示されている、
これは「カレントフォルダ」の場所を表している。
ユーザーが文字を入力すると、
点滅する「カーソル」の部分に表示される。
背景が黒で文字が白抜きなのは、
初期のMS-DOSの画面を模しているからだ。
左上のメニューからカスタマイズすれば、色などを変更できる。
「プロンプト」とは、ユーザーの入力待ち状態を
表す記号や情報のことだが
(表示されている「C:\Users\user01」はカレントフォルダと言い、
現在の場所を表します。
テキストエディタなどと違って、このカーソルは、
常にコマンドプロンプトウィンドウの最後に表示されている。
つまりユーザーは、このウィンドウの最後にのみ入力できる
(カーソルを画面上で移動して、任意の位置へ入力することなどはできない)。
ステップ3: ファイルの一覧を取得するdirコマンド