サモンナイトのCMと予約特典 | テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき

サモンナイトのCMと予約特典

PS2のサモンナイトエクステーゼ 夜明けの翼 のCMをよく見ます。

よく見ると発売が8月1日とわりと先の事で、それをこうして大々的にCMに流す事は珍しい事だと思います。

ま、予約特典が『サモンナイト3』の時と同様の作りをした、特にユーザーの欲しがりそうな物で、前作は予約特典のアナウンスが遅かった事により、予約特典を手に入れる事がてきなかったユーザーが多くいたための反省からでしょう。


そもそも、ゲームの予約特典の数というのは、だいたい販売店が初回に発注した本数の25%~35%が普通です(中には100%とベタつきのものがある)。

で、たいてい販売店には数が余ってヤフオクに出品されたり、販売店が直接売っていたりするのですが、中には余らない物が出てきます。

それが前作だったわけですが。


また、販売店の初回発注というのはたいてい発売二ヵ月前が普通です。

ですから、販売店が発注もしていない時点でゲームの宣伝をするのは珍しい事なのです。

しかしながら、予約特典は初回発注数に対する割合なので、販売店に発注書が届く前に予約が販売店に集まれば、当然販売店はその予約数だけは最低確保できるように注文しなければならないので、『初回発注数の30%』だと、予約が3本だと10本。

予約が300本となると、最低でも1000本は注文する必要があります。

要するに、そのゲームを買う人がたいてい予約して特典付を買うと当然のように、特典がついていないソフトは売れ残り、返品がきかないので販売メーカーまる儲けな形式になります。


しかしながら、今までは『販売店が発注もしていない時点でゲームの宣伝』をしていなかったので、予約が集まる頃には初回発注が済んでいるのが普通です。

そもそも、発売二ヶ月前に予約する人の方が断然に少ない訳ですが。

ですので、今回の宣伝は予約の意味を販売店に再認識させるさせるためでもあるCMなのだと私は思いました。


とにかく、特典付であることをアピールして販売店に予約数を集め、多く発注してもらうのが販売メーカーの狙いという事ですね


ま、新作ゲームの情報なんてゲーム雑誌を買わないと詳しく分からないですから、サモンナイトの新作を知らなくても発売されたら遊ぶ人というのは多数存在しますので、『予約特典が付く事を後で知ったので手に入らなかった』というユーザーを出ないようにするという役割においては販売店に発注所が届く前にCMを流してくれるのも販売店にはいい事だなと。


ちなみに、前作は予約が発売一ヶ月前あたりから急激に予約が集まり、初回発注数が非常に多い大手で予約しなかったユーザーにはその半数が手に入らなかったと言われる。

そもそも大手販売店といっても都市部に限られているわけだから、非常に残念な事である。