任天堂の決算発表から私が感じた事
今日は任天堂の決算発表がありました 。
純利益は前年度の約2.6倍(前期比163.3%増)という特筆すべき部分があります。
ただし、これを過去に行われた予想 から紐解いてみたいと思います。
DSの出荷総数が予想をやや上回っていた程度で、他はたいてい下回ってたワケですね。
ただ、2003年に為替差損で業績予想を幾度となく下方修正した経緯 があるにしては、今回の予想はまずまずの『想定の範囲内』のようです。
で、知っている方もおられると思いますが、日本の任天堂は現金資産が約7000億あり、その利息だけで従業員の給料を支払えるという事実を。
おかげで、任天堂株というのは過去のNTT株に匹敵する程の超優良会社なわけです。
そんな会社が業績予想といえども今期はしっかりと取り組んで、冷静のゲーム業界を見ているという事実が今回の決算発表でしっかりと見て取れました。
そして、決算発表が終わった翌月。いわゆる6月に何らかの『サプライズ』をよく起こしています。
過去を例に挙げると、
ニンテンドー64の発売
ニンテンドー64の値下げ
ゲームキューブの値下げ
エンジョイプラスパックの発売
これらは全て6月に行われた出来事です。販売戦略を見る上でどれも根幹的な役割を持っているモノです。
さて、今年は『ゲーム業界を冷静に見た』販売戦略をして来る事でしょう。
E3においても、三大ハードメーカーの中で唯一『だれも予想していなかったハード(ゲームポーイミクロの事)』を提示した会社が、どのようなアクションを6月に起こすのかが気になります。