3番(津嘉山えり子議員) 

自治会長の経験上、老々介護の中でご主人の方が福祉の世話になり無くないということがありました。いろいろと説得を試みましたが無理で、その方は奥さんを亡くした後、御自分が体調を崩されました。他県の方でも老々介護の末、奥さんを殺害してしまったという痛ましい事件が今年の初め頃にありました。そういうことが本町で起きないよう把握する必要があると思われますが、いかがでしょうか。

 

◎福祉課長 

 お答えします。確かに老々介護されている世帯もあるだろうと考えております。老々介護につきましては、身体的な負担が大きかったり、介護者の精神的な負担が大きかったり、また高齢に伴って転倒などのリスクがあるということで、いま非常に危険なリスクがある介護だと思っております。

 老々介護の解決策といたしましては、やはり福祉課の方の高齢者福祉係に地域包括支援センターがございますので、そういったところにまずは相談をして頂いて、例えば新たに介護サービスを利用するですとか、どういった住宅の環境を整えるとか、そういった形で相談の対応をする方がいいかと思います。

 実際にどのように、そういった人たちを把握するのかということでございますが、福祉課ではこれまで地区民生員に対して70歳以上の高齢者名簿を提供しております。目的としては、民生員法に基づく民生員の職務として住民の生活状態の把握のためにやっておりますけれども、民生員の方の日頃の見守り活動などで独居高齢者や、高齢者の2世帯で健康に不安がある方、何らかの支援が必要な方を把握した場合には、福祉課のほうに情報提供いただいて、職員による訪問等を行って、何か支援できないかということで対応している状況でございます。

 

【疑問】

議員が「福祉の世話になりたくない」老老介護のご主人の例を挙げているにも関わらず、高齢者福祉係の地域包括支援センターに相談をするのがいいと答弁。福祉を知らない人間の答えと言えるし、議員に対しての回答になっていない。

 

【疑問】

前の答弁で、独居高齢者、2世帯に対して「把握は難しい」と言いながら、今回の答弁で「民生委員」を使って把握するような主旨を述べている。

 

 

  • 令和5年第536回9月定例会 9月26日(火) 本会議
  • 津嘉山 えり子 議員
  • 16:00