少し前の事だが、親族の集まりがあって、いろいろと耳の痛い話を聞かされた。


自分の子供にも関わる話だが、俺自身も子供に会ってないし、伝える気もない内容だ。


こういう話には無縁だと思っていたので、少し鬱陶しさを感じた。

 

それでも親族の縁は大事だと思うし、恩義を感じるべき記憶もある。


ちょっとした葛藤を抱えながら、こうして人の世は続くものなのだろうと感傷に浸っていた。

 

まあ、懐かしい顔を沢山見れた事は良かったのではないかとも思った。


ちょっと驚いたのは、俺以外にも離婚組が数人いた事で、これも世の中だよなと納得。


懐かしくもあり、気まずくもあり、そして申し訳なくもありと、複雑な感情が巡った。


なんとも言えない時間が過ぎたが、いざ別れて解散となると一抹の寂しさを感じたのも事実。

 

特におばさんの一人は亡くなったお袋に似ている事もあって、妙に懐かしい気持にさせられた。


いい歳なので、縮んだ叔母に年を取ったお袋が重なって見えたのだろう。

 

弱々しくも笑顔が絶えない叔母を見送って、帰り道には少し切なさを覚えた。

 

お盆の時期には帰省をしても良いかな?ちょっとそんな気分になって今を過ごしている。