コロナの影響もあっての事だが、最近はテレビ会議の頻度が多くなった。
会議のスタートに手間取る事も多いが、出張などの移動を考えると効率は良いのかもしれない。
反面、直接会って話すわけではないので、会話の相手との距離を縮めるには時間を要す。
そのため、どうも上辺の付き合いが増えていっている気がしてしまう。
そんな事の一端とは思いたくないが、あるトラブルがあった。
詳しくは書けないが、よくある話が違うというヤツである。
商談を重ねるにつれ、何となく最初の頃の話がボケてしまって、サブの課題がメインの扱いになってしまっていた。
そこで、本筋の課題解決を置き去りにしたとの非難を浴びて、いきなり責任を押し付けられるような事態を招いてしまった。
無論、商談の経緯も残っているし、報告もあげているので、こちらも反論をする。
言った言わないの話に陥りがちなのだが、そこはテレビ会議のメリット。
重要と思われる会議は録画してあるので、これ以上ない証拠が出せる。
まあ、相手の立場もあるので、やんわりと治めようとしたが、思いのほか強気な対応で困った。
結局、お会いして話しましょうと言う事にして、相手の会社に出掛けた。
実際に会って話をすると、そんなに悪い対応ではないのだが、結局は自分ありきの言い分を押し付けてくる。
この先を考えると思いやられると感じたので、商談を打ち切らせて頂き、こちらの言い分と証拠も渡した。
個人的には少し清々したのだが、年末に向けて期待していた案件だったので、少々痛いというか、だいぶん痛い。
おかげで連休も気分よくお休みとはいかなくなってしまった。
組織の上に昇る人には個性的な人も多いが、画面越しには伝わってこない。
もう少しコロナの影響が減って、直接商談の機会を増やすか、TV会議の機能アップでも期待したいところだ。
AIで相手の人柄を教えてくれるなんて機能があれば良いのだが…
いずれにせよ、穴埋めには別の案件を探してくるしかない。
憂鬱ではあるが、お互いに頭を冷やしたところで、もう一度話をするしかないかもしれない。
モヤモヤは晴れないが、連休で英気を養っておこうと思う。