急に寒くなった。

天気予報では土曜から日曜にかけて気温が下がるとの事だったが、日曜の夜でも平気だったので、油断してしまった。

本来の季節に戻ったといえば、それが正しいのだろう。

一応、衣替えも済ませていたし、毛布も洗濯してしまってあるのだが、寝てる間に季節が変わるとは思わなかった。

夏仕様のままで眠りについて、目が覚めると晩秋のような気温という事で、完全に身体が冷え切ってしまった。

おかげで肩は凝るわ、お腹の調子も崩すわで、あまりよろしくない1日だった。

しかも、そんな日に限って長い時間を使って会議があった。

途中、何度か脂汗を掻くような場面にも遭遇したが、なんとか乗り切った。

俺は準備していた資料も半分くらしか活用出来ず、残念な思いもあったが、そこから話が広がるともっと残念な状態が訪れたかもしれない。

更に帰宅の間際も寒さが増していて、ずっと肩をすくめて歩いた。

帰宅してすぐ、冷え切った身体を温めるため湯舟にお湯を貯めた。

せっかくなので、入浴剤を入れて少し長めの入浴を済ませたところだ。

おかげで今は落ち着いたが、昨日まで半袖短パンだった部屋着も今日は長袖長ズボン。

ベッドの上もタオルケット1枚だったものが、毛布を敷く事になった。

たった1日で季節が変わった事を実感するとともに、秋らしい事もしたいと思うようになった。

少し前、田舎にいた頃は田んぼの稲刈りが終わって、道端にもススキも見れたし、秋を感じる事も多かった。

今ではそんな風情を感じる事もなくなった。


もし可能なら、月末あたりに遠出して温泉や紅葉の始まりでも堪能したいものだ。

それまでは、コンビニで始まった肉まんでも齧りながら季節の移り変わりを噛み締めようと思う。