日曜日、久しぶりに大型のコインランドリーで洗濯をした。

 

昔、結婚している時から使っているダブルサイズの毛布を洗うためだ。

 

いつ買ったかも覚えてないが、とても暖かくて気に入っているものだ。

 

難点があるとすれば、今のシングルベッドには大きすぎる点だが、半分に折って使っている。

 

流石にこの時期に使う事はないので、洗ってから仕舞おうと思って夏前まできてしまった。

 

自宅の洗濯機で洗うには大きすぎるのだが、幸い自宅の近所にはコインランドリーが沢山ある。

 

去年はクリーニングに出したが、今年は自分で洗う事にした。

 

900円を払って、後は機械任せで洗い終わりを待った。

 

近所のコンビニで時間を潰したり、スマホを眺めること暫し。

 

洗濯機が止まる頃にコインランドリーに戻った。

 

毛布をまとめて、大き目のバッグに突っ込んで自宅まで持ち帰った。

 

自宅のベランダで洗濯した毛布を干したが、大きいので風でめくれてしまう。

 

せっかく洗ったのに建物の外壁を掃除するために使うのは本末転倒だ。

 

仕方なく部屋干しにしたのだが、これもまた大きいし重いので上手く吊るす場所がない。

 

結局、再度コインランドリーに戻って乾燥機をまわす羽目になった。

 

当然ながら大きいので、中々乾かない。

 

クリーニングよりは安いが、時間と労力を考えれば考えものの結果だ。

 

もっと言えば、そもそも毛布を今のベッドのサイズに合うものに買い替えた方が良いのも自明だ。

 

たぶん、今年の冬に使って、そのまま仕舞う時期がきたらお別れするのが良さそうだ。

 

こうして、またひとつ思い出とお別れしてゆくのだろう。

 

一人になってからも冬の寒さを感じさせない毛布だったが、もう俺の生活の中での役目は終わったらしい。

 

最後の冬を迎えるまで、丁寧に仕舞っておこうと思った。