今日は自分達のチームだけでミーティングを行った。
今後、どうやって身を立てていくかを真剣に話し合うつもりだった。
俺としては、先週末に声を荒げた事もあったので、少し空気が重くなる事を心配した。
ところが、良くも悪くもみんな明るいと言えば明るいし、軽いと言えば軽い。
前から感じていた事だったが、年齢に拘わらず何処か飄々とした雰囲気の人が多い。
少し違うけど、ノリが良いと言えばそうなんだろう。
軽く先週末の事にも触れたけど、明るく以後気をつけますの一言で流して、後はいつも通り。
これは地域的な人間性というものでは無さそうだし、俺にもよくわからない。
案外、真剣な会議の場でも、こういう雰囲気の方が余裕を感じていいのかもしれない。
結果的にみんな緊張する事なく、言いたい事が言える場になったのではないだろうか?
ただ、一点だけ問題があるとすれば、まとまりに欠けるという所か…
何処か言いっ放しというか、発言がその場限りな印象も受ける。
もちろん、俺の偏見かもしれない。
最終的には、俺が意見をまとめてしまった感があって、個人的には少し求めたものと違う形に落ち着いた。
帰り道、今更のように理解したが、いい歳のオッサンの俺が求められたのは、そこなのだろう。
一人だけ、体重も頭も軽くないオッサンが居て、丁度バランスが取れるのかもしれない。
まあ、一人よがりの考えだが、少しだけ外様だった俺の存在意義が見つかった気がした。
霧が晴れたせいか、帰り道も少し明るく感じる。
せっかくなので、少しこの路線を歩いてみようと思う。