星を数える約束は

叶えそびえた 夏の終わり


気がつけば 風のささめきが

僕らの日々を 連れ去ってゆく


落としたもの 探り出すように

雲をつかんで 覗いてみたいな

夜の隙間


月は ずっと ずっと 浮かんでいて

君や僕を みんな分かっている

声にならない思いを

映し出すんだね


いつも ぐっと ぐっと 堪えていた

君が ぜんぶ言ってくれるまで

夜明けが来てしまっても

変わらないから ずっと ずっと


離れ離れに飛んでいった

綿毛は今も旅の最中

行く当ても知らず風のまま

よぎる世界は幻みたい


2人集った最後の夜を

忘れないでおぼろな光抱きしめてる

月はずっとずっと浮かんでいて

戻らない時間も覚えてる

あの日のこと教えて内緒だけど

揺らいだ思いで転んで

君はじっと僕を覗いてるの

いつか会えるその時まで

ここで待ってるずっとずっと


見えない気持ちを信じて

僕らは月を見上げる

瞳合わせた夜のよう


月は ずっと ずっと 浮かんでいて

君や僕を みんな分かっている

声じゃ聞けない思いを映し出すんだね


いつもグッとグッと堪えていた

君が全部言ってくれるまで

夜明けが来てしまっても

変わらないから


月はずっとずっと浮かんでいて

戻らない時間も覚えている

あの日のこと教えて1度きりでいいの

ユラユラ消えてしまう前に

僕をそっと撫でる光線が

君のウィンクに見えても

もう泣かないね

僕は待ってるから

ずっとずっと