宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長は15日の記者会見で、H2Bロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人貨物船「宇宙ステーション補給機(HTV)」を片道の使い捨てではなく、ISSでの実験成果の試料を地上に持ち帰れるよう、回収機能を付ける方針を明らかにした。今月から「宇宙ステーション回収機研究開発室」を設置しており、2015年度の実現を目指す。
 立川理事長はまた、宇宙科学研究所が開発してきた固体燃料ロケットシリーズの後継機となる小型ロケット「イプシロン」の開発に本格着手し、13年度の試験1号機打ち上げを想定していることを明らかにした。イプシロンは3段式で、H2Aロケットの大型補助ロケットSRB-Aを第1段に利用する。主に小型科学衛星を安く打ち上げることを目指している。 

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