やっと、医療システムのレコーディングをまとめることができました
社会主義の国と聞くと、あまり良いイメージを持たれない方が多いかもしれません・・・・。
キューバも社会主義国ですが、国民を守る努力というか・・・ 筋 を通すスタイルが非常に印象的でした。
その特徴の1つとしてあげられるのが、医療や福祉のシステムです。
もちろん、物資や電力が不足してますし、日本の医療と比べると、当然不備な点は多くあります。
ただ、私的な意見ですが、
日本も現在電力不足に陥っている中で、参考になる「暮らし方」ってものがあるかもしれないと思いました。
そんな中で、重要な課題である「医療システム」について伺いました。
厚生省の方のお話 →
1959年当初、キューバには6282人の医師がいた。しかし、医療は民間によって行われており、都心部に医師が集中していた。また、乳幼児の死亡率はおよそ6%だったとされる。
(この統計は革命前の政権化のものであり、その頃は統計を取ることがあまりなかったため、正確な数値とは言えない)
医療を受けることは全ての国民の権利であり、政府はそれを実現しなくてはならない。政府の責任によって成されるべきである。【キューバ憲法第50章】
キューバの医療制度の特徴
UNIVERSAL 万人に共通
GRATUITO 無料
ACCESIBLE POR 全ての市民がアクセスできる
TODOS LOS
CIUDADANOS
INTEGRAL 無くてはならないもの・完全なもの
CONCEPCION 国際主義概念
INTERNACIONALISTA
① 人種や宗教、思想、または収入によって差別されることなく、無料で医療を受けることができる。
② 地域による医療格差が無い。地方にも医師がいる。
③ 医療に携わる学生は、海外支援の為の教育を受けている。

この方は、もともと外科医で、お若い頃はアフリカや南米での医療活動もされたそうです。
娘さんが生まれてからすぐにアフリカに派遣されたので、帰国時に娘さんが、近所のおじさん達を「パパ」と呼んでいて、ちょっとショックだったそうです。笑いながらお話されてましたが・・・
すごく情熱的な方で、グイグイ前に出てくる(笑)
しかも、声がかなり大きい・・・・
とにかく、はつらつとしてらっしゃって、
元気をいただきました
◆システムについて
14州、168地区の全てに議会があり、議会から厚生大臣を選ぶ。
また、それら議会と各地域の厚生担当者が、その地域の医療指導者を決定する。
80年代頃から、新しい医師が増え始め、現在の医学のシステムがスタートした。
医学生は学校で6年間学んだ後、歯科医になる。民間の病院で勤務しながら、さらに勉強する。
その中で全体的な医学に視野を広めながら、各専門医療を選択していく。またその間、必須で学ばなくてはいけない3つの科がある。
その3つとは
① 産婦人科
② 小児科
③ 内科
この勉学の期間は、いわゆるインターンと同じもの。
実習期間(2年間を要する)を踏まえて、自分の専門を選択し、ファミリードクターの診療所で働く。
◆ファミリードクター
ファミリードクターと看護師は、1つのチームとして活動する。
概ね、120世帯/医師1人。または、1000人/医師1人のファミリードクターが付いている。
これはあくまで平均であり、高層ビルのある都心部と地方では人口密度が異なるため、当然地域によって数値は異なる。
ファミリードクターの重要な4つの使命
① 近隣住民の健康維持 と カルテの作成と管理
② 予防医療
予防接種と感染症を起こす要因への対策。
例)山間部等の汚染水の煮沸消毒も活動に含まれる。
③ 健康のための教育
生活習慣の改善や伝統に関わるので最も困難な分野
例)動物性のものばかりでなく、植物性のものを摂取する。
運動すること。タバコやお酒の制限、未成年の喫煙の危険性等。
④ 治療後のケア
退院後や ※ポリクリニコで治療した後のケア
ファミリ-ドクターは患者の健康で最も大きな責任がある。
※ポリクリニコについては、次回紹介します

社会主義の国と聞くと、あまり良いイメージを持たれない方が多いかもしれません・・・・。
キューバも社会主義国ですが、国民を守る努力というか・・・ 筋 を通すスタイルが非常に印象的でした。
その特徴の1つとしてあげられるのが、医療や福祉のシステムです。
もちろん、物資や電力が不足してますし、日本の医療と比べると、当然不備な点は多くあります。
ただ、私的な意見ですが、
日本も現在電力不足に陥っている中で、参考になる「暮らし方」ってものがあるかもしれないと思いました。
そんな中で、重要な課題である「医療システム」について伺いました。
厚生省の方のお話 →
1959年当初、キューバには6282人の医師がいた。しかし、医療は民間によって行われており、都心部に医師が集中していた。また、乳幼児の死亡率はおよそ6%だったとされる。
(この統計は革命前の政権化のものであり、その頃は統計を取ることがあまりなかったため、正確な数値とは言えない)
医療を受けることは全ての国民の権利であり、政府はそれを実現しなくてはならない。政府の責任によって成されるべきである。【キューバ憲法第50章】
キューバの医療制度の特徴
UNIVERSAL 万人に共通
GRATUITO 無料
ACCESIBLE POR 全ての市民がアクセスできる
TODOS LOS
CIUDADANOS
INTEGRAL 無くてはならないもの・完全なもの
CONCEPCION 国際主義概念
INTERNACIONALISTA
① 人種や宗教、思想、または収入によって差別されることなく、無料で医療を受けることができる。
② 地域による医療格差が無い。地方にも医師がいる。
③ 医療に携わる学生は、海外支援の為の教育を受けている。

この方は、もともと外科医で、お若い頃はアフリカや南米での医療活動もされたそうです。
娘さんが生まれてからすぐにアフリカに派遣されたので、帰国時に娘さんが、近所のおじさん達を「パパ」と呼んでいて、ちょっとショックだったそうです。笑いながらお話されてましたが・・・

すごく情熱的な方で、グイグイ前に出てくる(笑)
しかも、声がかなり大きい・・・・
とにかく、はつらつとしてらっしゃって、
元気をいただきました

◆システムについて
14州、168地区の全てに議会があり、議会から厚生大臣を選ぶ。
また、それら議会と各地域の厚生担当者が、その地域の医療指導者を決定する。
80年代頃から、新しい医師が増え始め、現在の医学のシステムがスタートした。
医学生は学校で6年間学んだ後、歯科医になる。民間の病院で勤務しながら、さらに勉強する。
その中で全体的な医学に視野を広めながら、各専門医療を選択していく。またその間、必須で学ばなくてはいけない3つの科がある。
その3つとは
① 産婦人科
② 小児科
③ 内科
この勉学の期間は、いわゆるインターンと同じもの。
実習期間(2年間を要する)を踏まえて、自分の専門を選択し、ファミリードクターの診療所で働く。
◆ファミリードクター
ファミリードクターと看護師は、1つのチームとして活動する。
概ね、120世帯/医師1人。または、1000人/医師1人のファミリードクターが付いている。
これはあくまで平均であり、高層ビルのある都心部と地方では人口密度が異なるため、当然地域によって数値は異なる。
ファミリードクターの重要な4つの使命
① 近隣住民の健康維持 と カルテの作成と管理
② 予防医療
予防接種と感染症を起こす要因への対策。
例)山間部等の汚染水の煮沸消毒も活動に含まれる。
③ 健康のための教育
生活習慣の改善や伝統に関わるので最も困難な分野
例)動物性のものばかりでなく、植物性のものを摂取する。
運動すること。タバコやお酒の制限、未成年の喫煙の危険性等。
④ 治療後のケア
退院後や ※ポリクリニコで治療した後のケア
ファミリ-ドクターは患者の健康で最も大きな責任がある。
※ポリクリニコについては、次回紹介します
















