~メジャースポーツの落とし穴~ | トレーナー ”メディカル サカイ” のブログ

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極真空手は何故、”からだに良い”のか!?

スポーツトレーナーで、はりきゅうマッサージ師。

”メディカル サカイ”が その独自の観点で

物事の本質に迫る!

野球が ″メジャースポーツ″ だということは
異論の無いところだと思います。
 
″メジャー″ って何でしょうか?
 
私が思う一つの条件は
″黙っていても 人が集まる″
ということです。
 
「最近は中々集まらないよ。」
 
そんな声も聞こえてきそうですが
それでも多くのスポーツに比べれば
競技人口は多い方です。
 
そこで出てくる問題に
″安全性″があります。
 
昔に比べれば野球の安全性への配慮は
なされてきていると思います。
 
少年野球での投球制限や胸パットの着用などは
その表れでしょう。
 
それでも少年、中学生、高校生の
″野球肩や野球肘″ などは無くなりません。
 
これは、それらの症状で
戦線を離脱する選手がいても
″次の選手″ がいるというのが
大きな要因の一つのように感じられます。
 
「ウチのチームにはそんな余裕は無いよ。」
 
そういう監督、コーチの方も
いらっしゃるでしょう。
 
そのようなチームでは個々の選手が
大切にされているかもしれません。
 
一方で、1チーム 100人を越えるような
高校野球のチームなどでは
必ずしもそうでは無いようです。
 
一部の ″トップ選手″ は大事に扱われる
かもしれませんが、その ″下″ にいる選手は
ちょっとくらいの痛みは我慢して
出場の機会を狙っているとも聞きます。
 
その結果、 ″ちょっとの痛み″ が
″大きな痛み″ の元になり、
投げられないような ″野球肩、野球肘″
へとつながって行ってしまうことが
あるようです。
 
これは、当院を受診する ″野球少年″ からの
問診から感じることです。
 
″一生懸命やること″ と
″痛くても我慢してやること″ は、
別です。
 
痛みが出たらまず休み、
休んでも痛みが取れなくなったら
整形外科やスポーツマッサージ、
スポーツ鍼、整骨院などの受診を
オススメします。
 
整形外科は、その痛みの状態を
確認するのに適しています。
 
レントゲンやMRIなどで
″折れているのか、切れているのか。″
などを確認出来ます。
 
整骨院は、続けて受診するのに
適しています。
 
保険で受診できることで
経済的な負担を少なく受診出来るからです。
 
また、スポーツマッサージは、
整形外科的に問題が無く(骨折などが無く)
筋肉や腱などがある程度硬くなっていることが
痛みの原因の時などに適しています。
 
実際に筋肉などを揉みほぐすことが
痛みの軽減につながるからです。
 
鍼は、やはり整形外科的に問題が無く
筋肉などの硬さがハードな場合に
適しています。
 
これは、スポーツマッサージが
体の外側から刺激するのに対し、
鍼治療が硬くなった部位を
直接刺激出来るからです。
 
この治療は、かなり痛いこともありますが、
効果は非常に大きいです。
 
このように、一口に ″野球肩、野球肘″
といっても、その状態によって
向いている治療は様々です。
 
その状態に応じて選択して頂きたいです。
 
ただ、言えることは、
″痛みがあるのは、正常な状態では無い″
ということです。
 
投げ過ぎであったり、休養が足りなかったり
様々な原因が痛みを誘発します。
 
その時には無理をせず、まず休んで、
休んでも痛みが取れない時には
医療機関を受診するなどして
痛みを取ることに専念して下さい。
 
そのことが、選手寿命を伸ばし、
また、再び ″思い切り野球をやる″ ことへと
つながるからです。
 
キープ ベター コンディション
       YZ治療院