一つ前の投稿とも関係するのですが
高校野球について考えてみます。
よく、”投げ過ぎ”に関する議論がなされます。
「あの選手は高校時代に投げ過ぎたから肩を壊した。」
「甲子園での投げ過ぎが野球肘の原因だ。」
などというものです。
私もある意味この指摘は正しいと思います。
このような議論がなされる状況としては
プロ野球選手が肘や肩を傷めた時などがあります。
”肘や肩は消耗品である”と捉えると
高校時代に投げ過ぎた投手がプロに言った場合、
肘や肩を傷める確率は高くなるでしょう。
一方で、高校時代に”燃え尽きる”という視点から見てみると
”後で肩を傷めようが、野球肘で投げられなくなろうが
今、目一杯投げたいんだ”という気持ちも分かります。
かなり多くの高校生は、プロ野球はもちろん、
大学野球や社会人野球にも進まないでしょう。
甲子園を目指す高校野球で”燃え尽きる”ことが
大きな目標だと思います。
そうであれば、かなり無理のあるスケジュールで
試合が組まれていても
それはそれで成り立つようにも感じられます。
ただし、そこには
”高校時代は投げ切ることが出来る”
という条件が付くでしょう。
私たち”トレーナー”は、その為に存在します。
今、”燃え尽きる”というのも”青春”。
今、痛みのある高校生。
諦めずにしっかりコンディショニングをして
高校野球を全うすることを願っております!