基本は車のエンジンと同じ | 魚食系オヤジのブログ

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 エンジン編です。

 

初期型の21型ゼロ戦のエンジンと思います。

 

車やバイク風に言うと、OHVのエンジン、と

 

言うことになります。パイプみたいなのが、

 

バルブを駆動するロッド用のパイプですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちらは、実際に稼働する栄エンジン。

 

 

 

 アメリカには、大戦時の航空機のエンジンをレストア

 

する工房がいくつかあるそうで、そこで仕事をしている

 

日本人もいて、その方は、某国産車メーカーのレース部

 

門で仕事されていた方でした。エンジンが回る理屈は、

 

車、バイクと同じ、ということです。

 

 

 

 

 こちらは・・・、

 

 

 

 

 偵察機、彩雲に搭載されていた誉エンジン、ゼロ戦

 

の倍のパワーのエンジンです。

 

 

 

 こちらのエンジンが載っている台車にも注目。

 

中島飛行機株式会社、と表示があります。

 

 

 

 

 当時の日本では大型の爆撃機となる、銀河に搭載されて

 

いた同じく誉エンジン。

 

 

 

 

 こちらは、大分形が違いますね。

 

 

 

 水冷のV12気筒エンジン、「LICENSE BY DB」、

 

というのは、ダイムラー・ベンツがライセンスした、

 

ということを示しています。

 

 ドイツの名機、メッサーシュミットの水冷V12気筒

 

エンジンを、日本にライセンスしたのですが、燃料噴

 

射装置を作っていたBOSCH が、ライセンスを拒否した

 

為、燃料噴射装置は、日本製のものを採用しています。

 

 

 

 

 当時の日本の技術では、この長いクランクシャフトの

 

精度が出なかった為、エンジン本来の性能を、中々発揮

 

できない、というケースが多かったようです。

 

 

 メタル・ベアリングらしきものが見えますね。ピストン

 

は、ソフトボールの断面より大きいくらいですかね。

 

 

 

 この時代に、現在の自動車のエンジンに使用されている

 

技術は、ほぼ出そろっています。燃料噴射装置(直噴)、ス

 

ーパーチャージャー、ターボチャージャー等、ゼロ戦、隼

 

は、NAエンジン、キャブレターで後期型でも、1000馬力

 

くらいですが、水冷、直噴、スーパーチャージャー付のメ

 

ッサーシュミットの最終モデルでは、2000馬力くらい出て

 

いたようです。大戦末期は、ドイツもガソリンに苦労して

 

いましたので、オクタン価の低いガソリンで、ノッキング

 

を起こさないように、シリンダー内に、水 + アルコールを

 

噴射してシリンダー内の温度を下げる機能がありました。

 

この機能は、最近でも、ドイツのハイパワー・プレミアム

 

・カーのエンジンに採用されている技術です。