中1の息子が通う中高一貫校。

中学入試では国算理社の4科目受験で、

入試科目に英語はありません



それでも、中学入学時に英検2級を持っている子がクラスに数人はいるらしいびっくり



英検準2級や3級となると、そこそこの人数がいるようです。



英検1級や準1級保持者も稀にいるけれど、大半はは帰国子女。



一方で、小学校の授業以外、英語の取り組みはほとんど何もしておらず、中学入学後にABCから英語をスタートするという生徒も結構います。



実際、中学受験の大変さを考えると、受験に関係のない英語を勉強している余裕なんて全然なかった、というケースも多いと思います。



ただし、中高一貫校の英語の授業はかなりのスピードで進んでいきます。



英語初心者の中には、授業について行くのに苦戦し、中1の段階ですでに英語に苦手意識を持ってしまったという話も聞きます。



入学前はどの学校の説明会に行っても、先生方は「英語はゼロから始めるので、全くの初心者で大丈夫です」と言っていたけど、

進学校なら、幼少期から英語教育にも力を入れていた家庭が多く、中学に入学して、周りの英語力の高さに驚くこともあると思います。



とはいえ、

ゼロからのスタートであったとしても、優秀なお子さんが中学入学後に本気で英語の勉強を始めたら、英検準2級までなら難なく取得できるだろうし、中3ぐらいで英検2級を取得することは全然珍しくないです。



ということは、中学入学前にある程度の英語力があっても、「自分は英語ができるから大丈夫」と勉強をサボっていたら、中学入学時点の優位性はあっという間になくなってしまうということ。



そして、子どもの時にたくさん英語に触れることで身につけた英語力は、中学以降に勉強して身につける英語力とは少し異なることにも注意が必要です。



息子の場合もそうだったけれど、英語環境に長時間触れながら育った子どもは、そんなに勉強しなくても、英検2級までなら比較的容易に取得できます。



その理由は、リスニングで高得点をとることができるから。

リスニングに加え、読み書き能力がそれなりにあば、難しい単語を知らず、文法なんてまるで知らなくても、なんとなく合格できてしまう。



でも、勉強しなくても英検で点数が取れる魔法のような時代が終わると、、、

その後は、中学生から勉強を始めるお子さんと同様に、努力して英語力を高める必要があります。



「英語なんて努力しなくても何とかなる」と勘違いし、努力を怠ると、総合的な英語力は伸びないし、真面目に勉強している優秀な子に、いとも簡単に追い抜かれてしまいます。



もちろん、子どもの頃に身につけたリスニング能力や発音の良さは、その後も役立ちますので、子どもの頃に英語に触れても意味がないとは全く思いませんが、その効果には限界があります。



中学入学時に、英検1級や余裕で準1級に受かるくらいの英語力があれば、そう簡単に追い抜かれることはないですが、中学受験の勉強をしつつ、帰国子女でもインター生でもないのにそのレベルまで到達するには、小学生の時点で相当な努力をする必要がある💦



結局のところ、中学入学時の英語力がどうであれ、英語が好きになって、継続してこつこつ努力することができるかどうかが、英語力を左右することになるのだと思います。