Мと知り合った頃
まだ寒さが残る3月で
わたしは頭からつま先から心までも
すべてがパッサパサのカラカラに
乾燥しきっていた
自分が女性なのか
もしかしたら男性なのか?と
性別がわからなくなりそうなくらい
恋とは無縁の時間を過ごしていた
心の奥底では誰かに頼りたい
甘えたいと思っていたけど
この年齢で出会いは無いと思っていたし
誰にも相手にされるはずがないと
思いこんでいた
そんな時に現れたМは
わたしにとって大きな光となった
春が去っても
梅雨になっても
蝉が泣き始めても
Mは変わらず側にいる
不思議なことに
会えば会うほどに
年の差を感じなくなっている
この数ヶ月の中で
沢山ドキドキしてワクワクして
虚しくなって哀しくなって
色とりどりの感情を
わたしにくれたМ
ありがとうって思う