友人の家にいつも来ている家政婦サチコさん。
先日、お友だちのタマエさんと行く羽生結弦のショーを頼まれてローチケで申し込みをしました。
見事一番いい席が当たり、みんなで手を取り合って喜んでいたのも束の間、、
サチコさんは深いため息をつくのです。
👩🏻🦳「わたし、『タマエさん、ローチケってアプリを入れたらいいみたいよ』って、言ったの。わたしもお客さまに教えてもらってやったのよって。そしたらね、タマエさんが、そんなめんどくさいことしなきゃいけないなら、わたし行かないわって言うの。。」
がーん
👩🏻「そんな。これ、キャンセルできないよ?電話番号で登録してるから、譲渡もできない。2万何千円、まるまるムダになっちゃうよ?」
👩🏻🦳「そうなのね、じゃあやっぱり、わたし、タマエさんに言うわ」
👩🏻「アプリのダウンロードくらい、誰かにやってもらえないの、タマエさんは」
👩🏻🦳「わたしはすぐこうやって人にお願いしちゃうけど、タマエさんはプライドが高いから、できないとは言えないのよ。
でも、どうしましょう。わたし、あの人を説得できるかしら。あの人は、ヘソ曲げると面倒なのよ」
👩🏻「そんなこと言ったって、キャンセルできないし、チケット代サチコさんが立て替えているんだから。行かなくてもお金は払ってもらった方がいいよ。タマエさんお金もちなんでしょ?」
👩🏻🦳「そりゃすっごいお金もちよ。◯◯の駅前に自社ビルがあって、そこの最上階にタマエさん一人で住んでいるんだから」
👩🏻「えー!それなのに、アプリ一つ入れてくれる人がまわりにいないわけ?」
👱♀️「タマエさん、成人したお子さんも3人いるけどさ、みんな寄りつかないの。ご主人が会社やってるんだけど、会社では愛人が働いていて、社員公然の仲なんだって」
👩🏻「ドラマねー」
👩🏻🦳「そう、愛人がずっとね、会社を牛耳ってるのよ。私とタマエさんが知り合った30年前からだから、もう長いわ」
👩🏻「タマエさん、離婚しないの」
👩🏻🦳「もう、面倒くさいんでしょうね。お金には困ってないし、今のまま、好きなことしてる方がいいんじゃないの」
👱♀️「私はお金さえくれるなら、いくらでもオッケーよ!何なら一緒に暮らしたくないから、わたしには理想的な生活だけどな」
👩🏻「でもお金あるなら、サチコさんの分までチケット代払ってくれてもいいのに。お金が有り余っている人には、2万何千のチケット代なんかどうってことないんだろうけど、サチコさんは違うんだから、それはちゃんと言った方がいいよ」
👩🏻🦳「でも、分かってくれるかしら」
👩🏻「分からなくたって、ダウンロードしたらいいだけの話だよ。とにかくダウンロードしてもらおうよ」
👱♀️「◯ちゃん、サチコさんとタマエさんのうちに行って来て、やってあげたら?」
。。。
はい?
わたし?
というわけで、、アプリダウンロード要員で、サチコさんとタマエさんのうちに行くことになるかもしれません
まじか。
もはや無関係すぎて笑える
しかし。そもそも羽生結弦コンサートが電子チケットのみだなんて、、
何考えているんだよー
と、叫びたい。
年をとっていくと、お互い頑固になるし、せっかちになるしで、友だちとのお付き合いも、かなりの忍耐がいそうだなと思いました
果たして二人は無事に結弦コンサート行けるのでしょうか。
羽生結弦コンサートにここまで心揺さぶられるとは思わなかったわ。