君たちはどう生きたいか? | 0歳からの早期教育@西洋占星術&九星気学/25年中学受験

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あらゆる早期教育、教育法を試して子どもにぴったりの接し方や、育て方を日々考えています。勉強中の西洋占星術&九星気学の視点からもより良い教育、子育てを考えてます。


あけましておめでとうございます門松


年始は義実家から実家へ。


長男は関西で友だちとスケートしてから行くと次の日から来ました。


冬、おだやかな瀬戸内海から、日本海の厳しい荒波へと移動するたび、気候や風土は住まう人の気質や性格にもかなり影響を及ぼすと感じます。


車窓からのどかな田園が流れてゆくのを見つつ、次男が


お父さん「お母さん、ホモサピって知ってる?
生き物が好きな人ならみんな知ってるYouTuberなんだけどさ、元は、ゲンキラボのアシスタントしていた人なんだよ。でね、YouTubeで成功して独立してやってるんだよね。こういう田舎でさ、虫とったり生き物観察しながら映像とって、みんなにそれを楽しんでもらえているわけじゃん。

何か、上から目線って言われるかもしれないけど、いい人生だなってぼくは思う。

お父さんみたいにさ、都会でバリバリ働きたいとか、ぼく、まったく思わないんだ。ぜいたくしたいとも思わないし、こういう田舎でのんびり暮らすのが、ぼくの理想なんだよね。

どこかで、受験って本当に必要なのかな、って、どうしても思ってしまうから、勉強する気にならないのもある。本当にこれ、ぼくのやりたい人生につながっているのかなって、どうしても思ってしまうから」


もう何十回と話し合ってきた、このやりとり、、


まだまだ、次男の中で答えが見つからないようです魂が抜ける


今日は、地元の友人と会いました。
友人の長男で、今年高校1年生になるAくんは、小さなころからいかにもなギフテッドだと私が感じる子で。

自然科学や歴史、古典や難読漢字など興味が多岐にわたり、教えてもらうというよりも、自分でひたすら興味のある本を読んで学んでしまうのです。

でもそれだけに、やらされる勉強というものをとにかく嫌がったようで、学校の勉強は、勉強はしなくても、それなりには点数は取れるものの、授業は聞いてないし、つまらない提出物とか真面目にやる気にもならないから、もちろん内申は取れるわけもなく、また本人に上を目指したいという気持ちもなく、何と高校は、市外の進学校ではなく、私たちの進学した地元のいけてない公立高校に行くと、、不安


Aくんの才能を知っている身としては、それがすごくすごく、すごく残念で。。


友だちが、
「中学に入ったころは、先生からどこの高校でも行けると言われたし、検定をとってみればとも言われたけど、先生はそれ以上勧めることもしなかったし、本人がその気になることはなかった。何より私も誘導することができなかった。でも、それは、結局その程度の才能だったってことでしょう?賢い賢いってみんなに言われたけど、きっと大したことはなかったのよ」と。


違う、それは違う。


Aくんはたしかに才能ある子であって、その程度というような才能ではない。そもそも中学受験とは本来、Aくんのような子が挑むものだとすら思えるほど。


でも、都会なら間違いなく御三家レベルの子であっても、地方で何の環境も後ろ盾もなければ、正当な評価を受けることも、市外の進学校へ出ることもなかなか難しい現実がある。
そういうことだと思うのです。


地元の公立校では、いくらAくんでも一般でそれなりの大学へ進むことは難しいかもしれない。かといって、地方の公立校に指定校なんてものはない。


結局、大人が考えた規格に沿った学びにフィットできる子が上にあがるわけで、そういう意味では学力や学歴というものは、自分の興味関心を突き詰める学びとは本質的に異なるものなのかもしれません。



夏休み、よかったらAくん、東京に出てきて、うちから予備校だったり、キャンパスツアーだったりに行きなよ、と誘ってみましたが、来る気になってくれるのか。


才能ある子は、その才能を社会に生かす責任があるんだよ。とAくんに伝えてと言いましたが、気づいてくれるのでしょうか。はたまた、そもそもそんな大学受験に捉われることがもう時代おくれなのでしょうか。


しかし、Aくんほどの才能はないけどAくんにちょっと似ている次男も、何だかAくんと似たような感じになりそうだなと思ってしまいました。


必ずしも地頭の良い子が受験に向いているわけではないし、そのように生きることを望むわけでもないという事実。


それでも、Aくんのような子がほとんどの子が受験するような都心部に住んでいればどうだったのだろうか。と、思わずにいられないのです。