一応5歳からできるようですが、内容を考えると、小学校中学年くらいからがいいと思います。
刑事事件と民事事件があり、今回は民事事件でしたが、模擬裁判をするにあたり、裁判官、被告人、原告、被告人側の弁護士、原告側の弁護士、被告人側の証人、原告側の証人という役どころがあります。
あみだくじで決めるようで、長男とお友だちは
「被告人、なりたくない、、」と言い合っていました。殺人だったらどうする?強盗だったらどうする?それ、極悪人じゃんか、、なんて。
ほんとビビりだな。
まずは、被告人、原告といった用語を10分ほど学んでから、保護者が傍聴席に入り模擬裁判が始まります。
役が決まるとシナリオに沿ってそれぞれ台詞を言うわけですが、
題して「お菓子食べちゃった事件」。
原告と被告は仲良しのクラスメイト二人。
お菓子を食べていた原告が、トイレに行きたくなり、「食べていいよ」と被告に渡した。
原告は「常識の範囲内で」食べてという意味であったが、被告は「全部」いいと思い食べてしまった。
被告人は原告に食べたお菓子を弁償するべきかどうか?
というもの。
ここで証人として、
⚫︎被告が大のお菓子好きで、お菓子の食べ過ぎてトラブルになることがこれまでもあったこと
⚫︎原告が、「食べていいよ」と言うまえに、「全部食べられない」と話していたこと
などが証言されます
しかし、原告は、普通は食べていいよと言われても、全部食べるのはおかしいのではないか?
常識的に考えて、残すのではないか?
と、訴えます。
そんな中、被告人役の女子が、裁判が進むにつれて自分が責められていると感じたらしく、しくしく泣き出しました
私は次男のお仕事が終わる時間だったので途中から戻ったら、ティッシュを使い号泣しているので、なんとまあ計算し尽くされたシナリオと演技だろうと思いきやガチだったのでした。。
長男は証人、長男のお友だちは弁護士となって証言したり尋問したりする姿を見て面白かったです
結局、
⚫︎全部食べられたくないなら、それを伝えるべきで、常識は人によって違う
⚫︎被告人のお菓子好きな性格を知っていた原告は、被告人が全てお菓子を食べてしまうことは予見できた
という2点において、原告の訴えは棄却されたのでした。
最後に、裁判員になってこの事件について意見を発表する時間もあり、なかなか有意義な体験でした。
ちなみに、被告人になるのをあれだけいやがっていた男子二人。
泣いてしまった被告人の女子に対し
「あの子、裁判長とか大役、絶対できないよね。あんなので泣くんだから頼りなさすぎるでしょ。もっとしっかりした人じゃなきゃ無理だね」と、にべもなかった
女子目線でいくと、かわいそうだったとか、よくがんばった!とか、そんな目線になりますが、、
男子ってどこまでもシビア。
共感性まるでナシ。
あなたたちも嫌がってたじゃないの
うちの夫は、私が疲れてしんどそうにしていても何の言葉もなくあっさりスルーしていく人ですが、
男子に同情を期待する方が間違ってるのだと学びました。
右脳と左脳の連携が上手くいかない人だと理解して諦めた方がいいんでしょうね。