スイッチが入る瞬間 | 0歳からの早期教育@西洋占星術&九星気学/25年中学受験

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あらゆる早期教育、教育法を試して子どもにぴったりの接し方や、育て方を日々考えています。勉強中の西洋占星術&九星気学の視点からもより良い教育、子育てを考えてます。

今日、仕事から戻ったら、長男がTVで見たという話をしてくれました。


「お母さん。体操の白井健三選手いるでしょ。白井健三選手はね、内村航平選手よりも8歳年下なんだよ。白井選手はね、家が体操教室をやっていてね、小さい頃から体操をしていたんだって。でも12歳の時、もうダメだなって思って体操を辞めようと思っていたの。でも、その時、憧れていた内村航平選手に会ってね、声をかけてもらって、変わったんだよ。何て言われたと思う?それはね。一緒にオリンピックに行こう、って言われたんだって。僕、いい話だなと思ってさ」


「白井選手は、そこでスイッチが入ったんだね。人って、いつどこで、どんなシチュエーションで、どんな言葉でスイッチが入るか分からないよね。でも白井選手は、憧れていた内村航平選手から言われてやる気になったんだよね」


「僕は、ないなあ。スイッチが入った瞬間はまだない。それってさ、一旦スイッチが入ったら、途中で切れたりしないの?」

「そうだねえ、でも、スイッチが入るってさ、人から強制されるわけではなくて、自分の中から湧き上がってくる強い気持ちでしょう。こうなりたいとか、これが好きとか。それってやっぱり強いんじゃない?」


「そうかあ、僕は、スイッチが入るかなあ」


「いつか本当にやりたいことや頑張りたいことを見つけた時に、入ると思うよ。それはその時気づくことじゃなくて、後から、ああ、あれはスイッチだったなあって気づくことだと思う」


という会話をしました。


長男のスイッチが一体どこにあるのか、私もさっぱり見当がつきません。


次男は好きなことがすごくはっきりしていて、最初からそこへ一直線に進んでいくので分かりやすいのですが、長男は何でもやらせればそこそこにこなすこともあり、自分でも一体自分のどこに強みがあるのかも分からないみたいです。(私が管理しすぎたから?という反省があるんですけどね。)



でも、それは大人でも難しいですよね。
自分の強みやこれだけは自信があるということを言える大人はどれ位いるんでしょう。


スイッチが入る瞬間というのは、自分の心の琴線に触れた時

この白井健三選手の話を「いい話だ」と感じるのも、きっとどこかで自分の状況と重ね合わせているからだと思うのです。


最近、靴のサイズも私と同じになり、手首の太さも、胸板の厚みも、長男に追い抜かれてしまいました。体が成長していく一方で、心はまだまだ甘ったれたいままで、それがアンバランスなのを本人も感じているようです。


スイッチはどこなんだと探す必要はないのかもしれません。子供はみんな、いつだって自分が夢中になれる瞬間や本気になれることを探しているのかもしれないなと思いました。親はそれをサポートするだけなんでしょうね。


体操男子・白井健三 12歳で感じた壁と運命