兄弟ともに賢く育てるということ | 0歳からの早期教育@西洋占星術&九星気学/25年中学受験

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あらゆる早期教育、教育法を試して子どもにぴったりの接し方や、育て方を日々考えています。勉強中の西洋占星術&九星気学の視点からもより良い教育、子育てを考えてます。

次男が生まれてしみじみ思うのが、一人っ子をそれなりに賢い子にするのは、そんなに難しいことではないということ。


特に幼児や小学生の学力というのは、マンパワーがどれだけあるかがものをいう。


でも二人、三人と兄弟がいて、彼らをみんな同じように賢く育てるのは、親にそれなりのスキルが必要なんだと思う。



だからその意味で、三兄弟を東大理Ⅲに入れた佐藤家 というのは異色だなと思う。


本屋さんでアウトラインを読んだ程度だけれど、


「家の手伝いは一切させない」とか、「片づけを子供にさせるとのびのびと遊べないのでさせない」など、

賛否両論ありそうな内容もかなりあったものの、


やはりお母さんが一貫して「勉強は大切だ」という信念があったからこそ、こうした子供たちが育ったんだろうと納得のいく内容だった。


ちなみに、手伝いや片づけをさせない理由について、佐藤さんは「時間がもったいない」ことを挙げている。

今しかできない勉強があるから、と。


確かに、賢い人はタイムマネジメントが徹底している人が多い。


さらに佐藤さんは高校でも過去問の採点やマル付けは息子たちに代わってして、そして大学受験の日には門まで送迎するという、勉強以外のことには一切息子たちの手を煩わせなかったそう。


といっても、ガリ勉というわけでもなく、息子さんたちは高校3年まで部活動もされていたそうなので、やはりお母さんの手腕によるところが大きいのだと思う。


佐藤家には3人の兄弟のほかに妹さんがいて、彼女もまた東大理Ⅲを目指して猛勉強中とのこと。


理Ⅲというのは、医学部である。東大をけって地方の国立医学部に入る人が多いというこの国立医学部人気のさなか、100人程度の枠しかない理Ⅲに入るということは、事実上の日本一難しい学部といえる。


親が医師というわけでもないのに、四人が四人とも理Ⅲを目指す、というのはちょっと異様な気がするけれど、佐藤さん曰く、特に理Ⅲを勧めたわけでもないらしい。


仮に強力な推しがあったとしたって、一人を理Ⅲに入れることさえなかなかできることではないんだけど、一つ残念なのが、「どうして医者か」という動機づけの部分が書かれていなかったこと。



単に日本一という称号が欲しかっただけじゃないのか?と、うがった見方もできてしまう気がした。


理Ⅲを志望する人って、医者に対しての情熱があるというよりも、日本一に挑戦したいという気持ちの方が強そうな気がするんだけど、どうなんでしょうね。

確かに子供の学力を上げる上では、片づけや手伝いは余分なのかもしれないけれど、

学力以前に一人の自立した大人にするためにはやっぱり欠かせないものだと思うし、学生時代に全くそういうことを丸投げしてる状態で、大人になってからできるかといえば、疑問符がついてしまうけど、それはただの一般人のやっかみなのかしら?

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