山口市の湯田温泉にある「おおすみ記念館」で面白いものを見た。
 
安政4年に幕府が出した「お尋ね者」の人相書きで、そこには西郷吉之助(西郷隆盛)、高杉晋作
 
平野次郎の似顔絵があった。
 
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安政4年といえばペリー来訪から5年後だから、きっと攘夷!攘夷!で大騒ぎだった頃なのでしょう
 
幕府が邪魔な志士たちを捕らえようと出した手配書なのでしょうか(まあ歴史には疎いので竜馬伝を見る限り)
 
まあ面白いのは全然本人に似てないのと、こんな適当な絵で本人を特定できたのか・・です
 
時代劇で出てくるのはもっと繊細に描かれていて、これなら写真の無いときでも役にたった
 
のかな・・なんて思っていたけど実際はこんなもんだったんですね
 
 
特に全国に配布するためには木版で刷るため、細かい掘り込みは無理だったろうし、書く絵師自身が
 
参考になる物も、見たこともなく聞きづてに書いたらしいんです
 
 
まあ、見せしめと志士たちを牽制するために出しただけで別に道で歩いている人が「あいつだ」と思わせる
 
ため書くものではないんでしょうね。
 
それにしても写真で良く見る高杉晋作とは大違いなので、ここまでアバウトだと笑ってしまいます
 
でも、写真の残っていない西郷隆盛については、こんな絵でも参考になるのかも。
 
でも、この一枚でもその頃の人々の生活を想像するだけでもワクワクします。
 
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