都立戸山高校は、
東京都新宿区戸山高校3丁目にある都立高校です。
かつては東京府立第四中学校と言いました。
1889年9月16日に設立されています。🏫
男女共学で、
かつては男女比は2:1でしたが、
男女差別だということで、
その後1:1になっています。👧👦
日比谷、西、戸山の御三家と言われていたのは昔で、
現在は普通の進学校です。
戸山高校の教育方針は、
「自ら重んじ個性を伸ばす」
「努力を尊び責任を果たす」
「心を豊かに体を健やかにする」ですが、
羊頭狗肉(ようとうくにく)かもしれません。
羊頭狗肉(ようとうくにく)とは、
お店の前には羊の頭を掲げ、
羊の肉を売ると見せかけて実際には犬の肉を売るという意味です。
要するに、
理想と現実には大きな差があり、
言っていることは立派ですが、
内容がともなっていないことです。
戸山高校は本当にいい学校でしたが、
授業は大学受験にはほとんど役に立ちませんでした。
ところで、
戸山高校の水泳部の合宿ぐらい、
面白いものはありませんでした。
自分が高校生の時は、
苦しくて堪りません(たまりません)でしたが、
卒業してからの岩井の合宿は実に楽しい思い出です。
高校1年生の時は、
何も分かりませんので、
合宿とはいっても無我夢中でした。
追いていくのに精一杯で、
最終日まで、
とてつもなく長く感じました。
水泳部にとって救いなのは、
男女一緒ということだったろうと思います。
女子がいるおかげで、
男子の暴走がかなり抑えられていました。
例えば、
先輩が後輩を殴るなんていうのは男子だけの部活では当たり前のことですが、
水泳部では見たことがありません。✊
ただお互いに言えることでしたが、
極限状態になりますと、
なりふり構わなくなってしまいますので、
猫をかぶりきれなくなってしまいます。
その結果、
男子は女子に、
女子は男子に深い失望感を持ってしまいます。
水泳部の中で恋愛関係ができないのは、
そのためかもしれません。
高校2年生のときの合宿はけっこう頑張れると思っていましたが、
意外なことに1年生のときより辛い合宿でした。
なまじ経験して知っていたからかもしれません。
朝5時に起きて、
砂浜のトレーニングに行く時がいちばん気が重くなりました。
下級生の後姿を見て、
自分を叱咤激励いたしました。
卒業してからの合宿は天国みたいなものです。
もう練習はありませんので、
寝たければ寝ていられましたし、
夜も近所へ飲みに行きました。
合宿があったおかげで仲間意識が強まりましたし、
現在に至るまで友情が続いています。
男女でいながら、
男女を意識しないで付き合えるのは、
部活の仲間たちぐらいだろうと思います。
ところが、
アホな顧問が合宿は意味がないと言って、
合宿を廃止してしまいました。
この時期を境にして、
水泳部は締まりの無い、
出席自由の部活に堕落してしまいました。
部活を廃止した顧問も、
しばらくしてこの世から廃止されてしまいました。
生きていく上で人との関わりが最も大事だと思います。
私にとっても、
戸山高校水泳部によって得られた友人たちが、
何物にも勝る財産だと思っています。
国立西洋美術館の「砂丘と小さな滝のある風景」です。(再掲)
ヤコーブ・ファン・ロイスダール<1628年頃生〜1682年3月14日没>の作品です。
オランダ絵画の黄金時代と言われた17世紀に活躍しました。
同時期に活躍した画家には、
レンブラントやフェルメールがいます。