私が子供のころは、
日本は人口が多すぎて大きな社会問題でした。
しかしながら、
現在は少子高齢化が深刻な社会問題となっております。
日本の少子化の原因としては、
結婚に対する意識が変化していること、
育児に対する経済的負担が多いこと、
バブル崩壊後所得が低下し、
結婚して子供を育てる余裕がなくなったこと、
共稼ぎが当たり前の現代では、
育児や家事に対する女性の負担が大きいために、
女性が結婚しなくなったことなどが挙げられます。
かつては子供が5人以上なんていうのは当たり前でしたし、
その当時は食料がなくなる、
住む所がなくなる、
と大騒ぎしていました。
「子供を作るな」
と、
テレビで喋って(しゃべって)いた評論家もいました。👨🦳
ところが、
今は全く逆のことを言っています。
子供を増やすために、
政府は必死になっています。🏢
しかし、
子供が少なくて結構じゃないですか。
少なくとも、
住宅問題だけでも解決されそうです。🏘️
子供を持つことは、
大きな喜びですが、
過去の日本人が同じように思っていた訳ではありません。
「子供がいないと不幸だ」
と思っているのは、
子供を持っている人の誤解です。
子供を持っていない人は、
子供で苦労している人を見て、
子供がいなくてよかった、
と思っている人も多いのです。
古い諺(ことわざ)ですが、
「子は三界の首枷(くびかせ)」
というのがあります。👦
子供を持つと、
親は一生束縛されると言う意味です。
因みに、
「三界」とは、
現在、過去、未来、のことです。
「首枷」は罪人の首にはめる拘束用の刑具のことです。
「子宝は稀(まれ)で首枷(くびかせ)ばかり出来」
という川柳もあります。
英語では、
Children suck the mother when they are young and the father they are old.
『子供は幼い時は母親を吸い、大きくなると父親をしゃぶる』
と言います。
結婚するのが当たり前、
子供を持つのが当たり前、
と思っているのは発展途上国だけです。
何故(なぜ)なら、
子供に老後を養ってもらわなければならないからです。
日本は相対的貧困率が、
「2022年(令和4年)国民生活基礎調査」
で15.4%と公表され先進国で最悪となりました。
嘗ては経済大国といわれた日本ですが、
今はもう見る影もありません。
生活が多様化している現在、
既成の習慣に捉われずに(とらわれずに)、
生きていくべきだと思います。
江ノ島の灯台です。
私の散歩コースです。