大阪に行ったことがある人は多いと思います。
食べ物が美味しいことが最大の魅力です。
大阪の人は実にはっきりしていて、
不味い店には絶対入りません。🙅♂️🙅♀️
しかし、
美味しい店は行列ができるほど混んでいます。
私は、
適当に妥協して、
待たない程度に空(す)いている店に入ります。
それでも、
関東よりは遥かに(はるかに)味がいいですから、
損をしたことはありません。
私の友人で、
大阪出身の人は沢山(たくさん)います。
田中先生は大阪医科大学の出身で、
博士号を取る目的で、
私の勤めていた、
国立療養所村山病院に勉強に来ていました。🏥
国立病院は、
国から多額の研究費が出ます。💴
大学で研究するより、
条件が良かったと思います。
私は、
コンピューターを使った研究でしたが、
年間300万円の研究費が出ていました。
そのお陰で、
お金の心配をしないで、
博士号を取るための研究をすることができました。
田中先生はラットを使った研究でしたが、
好きなだけラットが使えたようです。
ラットは、
大きい二十日ネズミみたいな動物ですが、
およそ可愛げのないネズミです。🐁
田中先生の研究は、
ラットの脊髄の神経の血管を調べるものでしたが、
ラットの心臓に黒い色素を注入して、
神経だけを取り出して調べるという、
たいへん骨の折れる研究でした。
神経を取り出す途中で、
一本でも神経を切ってしまうと、
すべてパーです。
田中先生は生まれつき不器用だったのか、
いくらやっても研究が進みませんでした。
田中先生の研究室へ行くと、
ラットの死骸の山でした。🐀
2年間で結果を出さなくてはいけなかったので、
1年を越えたころからかなり焦り始めてきました。
それほどまでに、
博士号にこだわる理由が分かりませんでしたが、
田中先生の実家は福井県で、
将来開業する時、
博士号があるかないかで、
患者の信頼度が天地ほど違うんだそうです。
結局、
何の結果も出せないまま大阪に帰ってしまいました。
それから直に(じきに)開業したのですが、
不思議なことに博士号を持っていました。
どうやって取ったのか分かりませんが、
真っ当(まっとう)な方法ではなかったと思います。
研究なんて意味がない、
と言ってしまうと、
研究に明け暮れている方には申し訳ないのですが、
実際には役に立たない研究が多いのも事実です。
博士号を取るための研究なんて、
その筆頭でしょう。
だって、
博士号さえ取れればいいのであって、
研究の内容はどうでもよいのですから。
私の博士号の論文だって、
誰の役にも立っていないと思います。
近年、
水素を原料とした車が開発されました。🚗
普及すると素晴らしいと思います。
こういう研究こそ、
生きた研究と言えるのでしょう。
でも、
水素自動車は、
トヨタのMIRAI、
ホンダのクラリティなどがありますが、
MIRAIは600万円以上とたいへん高価です。
現在、
ガソリン車は環境問題などで徐々に廃止されるようです。🚕
EV車が世界の主流になりつつありますが、
トヨタの全固体電池搭載車が2027年の実用化を進めており、
全固体電池搭載車がその後の主流になるかもしれません。🚙
ところで、
よく、
高校生や大学生から、
どんな仕事がいいか聞かれます。
以前なら、
官僚、損保、生命保険会社、銀行、
などと答えておけばよかったのですが、
今は答えようがありません。
銀行が、
こんな状況になるとは誰も予想していませんでした。
ベンチャービジネスなんて寝ぼけたことを言っているヤツもいますが、
失敗する確率が高いからベンチャーなんであって、
すべてを賭けてベンチャーして失敗しますと、
乞食になってしまいます。😖
医者、
歯医者はもうダメみたいです。👎
あまりにも、
数が増え過ぎてしまいました。
官僚は悪くないような気がします。
ただ、
65才まで馬車馬のように働いて、
そのあと天下りでいい給料が仮にもらえたとしても、
そんなの意味があるのかなあ。
若い時にいい給料もらえなくては、
無意味だと思うけどね。
身体がいうことを効かなくなってからお金があったって、
あまり有り難くないよね。
結局、
あまりいい仕事ってないのかな。
今は、
仕事があればそれだけでもいい、
という不況時代だから、
あまり選り(えり)好みしない方が、
いいのかもしれないね。
お花の写真です。
お花はきれいだね