映画:『天国と地獄』について書かせていただきます。

 

監督:黒澤明

 

原作:エド・マクベイン『キングの身代金』

 

音楽:佐藤勝

 

配給:東宝

 

公開:1963年3月1日

 

 

 

<キャスト>

 

権藤金吾:三船敏郎

 

戸倉警部:仲代達矢

 

権藤伶子:香川京子

 

河西:三橋達也

 

田口部長刑事:石山健二郎

 

青木:佐田豊

 

荒井刑事:木村功

 

中尾刑事:加藤武

 

竹内銀次郎:山崎努

 

<ストーリー>

 

横浜の製靴会社

 

『ナショナル・シューズ』社の

 

常務、権藤金吾の元に、

 

「子供を攫(さら)った」

 

という、

 

男からの電話が入りました。

 

そこへ、

 

権藤金吾の息子の純が現れ、

 

いたずらと思っていると、

 

住み込み運転手の青木の息子、

 

進一がいませんでした。

 

誘拐犯は

 

子供を間違えたのだが、

 

そのまま

 

身代金3000万円を

 

権藤に要求しました。

 

権藤は

 

自分の息子ではないので、

 

無視しようとしましたが、

 

結局、

 

身代金を払うことに

 

決意しました。

 

権藤は

 

3000万円を入れた鞄を持って

 

特急こだま

 

に乗り込みましたが、

 

車内に

 

子供はいませんでした。

 

すると、

 

犯人から

 

「酒匂川の鉄鋼が過ぎたところで、

 

身代金の入った鞄を

 

窓から投げ落とせ」

 

と、

 

指示されました。

 

権藤は指示に従い、

 

その後

 

進一は

 

無事に解放されたものの、

 

身代金は

 

奪われてしまいました。

 

戸倉警部率いる捜査陣は

 

犯人のアジトを

 

見つけ出しましたが、

 

共犯と思しき男女は

 

すでにヘロイン中毒で

 

死亡しておりました。

 

これを

 

主犯による口封じ

 

と推理した戸倉は、

 

新聞記者に

 

協力を頼んで共犯者の死を伏せ、

 

現金は

 

身代金として

 

番号を控えていた市場で見つかった

 

という偽の情報を

 

流しました。

 

新聞記事を見た主犯は

 

鞄を燃やしましたが、

 

鞄には

 

燃やすと牡丹色の煙を発する

 

仕掛けが

 

施されておりました。

 

捜査陣はそこから

 

主犯が

 

権藤亭の近くの下宿に住む

 

医師のインターンの

 

竹内銀次郎という男

 

であることを突き止めました。

 

後日、

 

竹内の死刑が確定し、

 

権藤は

 

竹内の希望により

 

面会いたしました。

 

不敵な笑みを浮かべながら

 

語る竹内でしたが、

 

権堂邸が天国、

 

自分が地獄にいた

 

という恨みを語ったのち、

 

突然金網に

 

掴み掛かり、

 

絶叫しました。

 

竹内は刑務官に取り押さえられ、

 

2人の間に

 

シャッターが下ろされ、

 

映画は終了しました。

 

 

 

 

 

スタースタースター

 

 

 

 

 

お花の写真です。

 

お花は良いよねニコニコ