前回のMy historyは

それはそれは反響が大きくて

私の恋バナをたくさんの方が楽しんでくれたようで

嬉しかったですラブラブ

 

このあたりから「闇落ち」の気配がしてきますので

読むと嫌悪感を感じる方も出てくるかもしれませんもやもや

「こんなタイプきらーい!」ってなるかも笑い泣き


こんな時代があったから

ここの通過点も私の大事なカケラなので

目を細めて受け止めてくださると

今の私へ続いていきますウインク


 

 

 

4年近く付き合った彼氏と別れた私は

新しいキャンパスライフで

どこにも縛られるものを感じることがなくなった

 

新しい人たちとの出会いに

ぴょんぴょんと飛び跳ねるように

毎日大きな声でキャハハハと軽ーく会話を楽しみ

誘われたらどんなメンバーだろうと気にせずに二つ返事でYES!

 

地に足がついていないとは私のことか

 

私は親にわがままを言って

大阪で一人暮らしをさせてもらった

お風呂とトイレは一緒の6畳1ルーム

実家を出たことになんの後ろめたさも感じず

ただ自分の欲求に正直すぎたあの頃

 

19歳という成人までの10代ラストの歳月を

大人と子供のいいとこどりのようにして

渇ききった心に

四六時中刺激を求めていた

 

キャンパス内を歩けば

男女学年問わず誰かに声を掛けられ

ポケベルには呼び出しのメッセージが常に鳴り

家に帰ると遊びのお誘いの留守番電話が20件も入っていることもあった

 

痛々しいほどの心の渇きに気づかず

私はそれを「自由」だと錯覚して

フラフラになるほど

恋と友情と読書で時間を埋め尽くした

 

キタやミナミのクラブで

会話できないほどの音量で流れるヒップホップ、パンク、テクノ系、ダンスミュージック

深夜のビリヤードやダーツ場

オールでカラオケ

終電阪急梅田駅までみんなで全力で走った

誰かの部屋で夜通し語り合った

夜中から始まるたこ焼きパーティー

大阪鶴見緑地公園でバドミントン大会

万博公園でピクニック

大阪城公園で花見パーティー


 

インスタントカメラで撮った写真と

チェキで撮ったポラロイド写真は

毎回信じられないほどの枚数になり

どの写真の私も友達も

一枚の例外もなくレンズ越しに笑っている

(そしてそのころの写真は今では一枚も残っていない)

 

今となっては何がそんなに楽しかったのか


無意識に

傷ついたり傷つけたりしていたかもしれないけど

めくるめく出会いと刺激の日々に

痛みに鈍感で

朝も昼も夜も関係ないって

自分の心と身体を麻痺させていった


その時の私は

そんな毎日を求めていたし

周りからも求められていると信じていたし

どこに打っても返ってくるコミュニティの中で

内側も外側もないように感じていた

「満たされている」と・・・

 

大阪という都会の刺激に

滋賀から出てきた私は我慢できなかったのかもしれない

 

 

あの時に昼夜問わずつるんでいた男女のメンバーは

本当に優しくて

私の喜怒哀楽を全部笑って受け止めてくれて

ただただみんなのことが大好きだった

信頼していた

 

卒業してからもしばらくは遊んだりしたけれど

「学生」の枠が外れた私たちは

同じことをしても

なんだかちぐはぐに感じていて

それは誰も決して言わなかったけど

「あの時の私たちに必要な仲間」だったと・・・


この頃から

心の渇きを埋めるためなのか

もう本を読むことでしか

正常か異常かのバランスがとれなくなっていて


江國香織の「きらきらひかる」から始まり

山本文緒

唯川恵

吉本バナナ

辻仁成

このあたりが流行った時代


一日一冊くらいのハイペースで本を読んで

この時付き合っていた彼氏の影響で

宮本輝は

かなり読み漁った

 

 

周りから見たらキラキラしているように見えたらしい


 

「キラキラ」ってなんだ?

 

そんな自問自答の日々で

20代のほとんどを費やすことになるのです


思考の深みへ潜っていく

ここからかなり長く


 

 

 

「自分探し」とはよく言ったものだ