今日のタイトル、「物語」を呼び込む絵画とは何か?

絵画の代わりに、写真、イラスト。

絵画以外にもあります。

 

ビジュアル・シンキング・ストラテジー(VTS)という手法があります。

アメリカ発の教育カリキュラムで、アート鑑賞で「観察力」や「批判的思考力」「コミュニケーション力」など、総合学力をのばす手法です。

 

ただ「絵を見て、解説を聞いて、さあ次の絵に行きましょう!」という美術鑑賞とは異なります。(何かの調査によれば、美術館で1枚の絵に入場者が費やす時間は、15秒なのだそうですが)

 

1枚の絵の中になにが見えるか、そしてなにを感じるか?

他の人の視点を聞いた後、今ならなにが見えるか? そして感じるか?

そうしたプロセスのある対話型美術鑑賞法です。

 

「はたらける美術館」という個性的な美術館が西新宿5丁目にあり、数年前にトライブ(Points of You®︎認定者)数名でお伺いしたことがあります。

こじんまりした民家風の座敷に案内されて、部屋にかかる何枚もの絵画を頭をクルクル回しながら、見飽きずに見ていた記憶があります。しかもサービスで、途中で他にも新たに絵を出していただいたので、ほんと面白かった!

(ぜひ、行ってきただきたい場所のひとつです)

 

 

 

部屋の中に絵画が何点もかかっていて、ガイドさん(そのときは東里館長さん)に絵の見方をガイドいただいたのですが、その問いかけを聞いた瞬間、

 

あ、、、これは、Points of You®︎と同じだ、、、

 

 

と大変僭越ながら共通点を感じて、同郷の仲間を見つけた感慨と喜びにむせんだ記憶があります。

(ともにコラボできたらとてもうれしいです。可能性を追求したい。。)

 

 

思い出に浸っていると、どんどん紙面が進んでしまいますので本題に移ると、

今、「エドワード・ホッパー 静寂と距離」(青木保 著)を読んでいます。

 

ホッパーの絵はホッパーとは知らずにご覧になった方もいらっしゃると思います。

どこに惹きつけられたのかわからないうちに、脳裏に印象が刻まれる絵です。

人が描いてあったり、描いてなかったりするのですが、どちらもとても静かな絵です。

 

なにが印象的というと、ホッパーの描く「光と影」なのですが

明るいからといって賑やかという訳ではありません。とても不思議。

 

光があるから影があり、影があるから光があるんだなぁ…と、絵を眺めながらしみじみと感じます。

 

今回この本を紹介するのは、

Points of You®︎のカードを観察する「目」を拓くのに役立つかもと思ったからでした。

本から一節をご案内します。

 

「ホッパーの絵にそそぐ光は決して強いものではない。作品に描かれる対象が屋内であれ屋外であれ、また光の源が太陽であれ電灯であれ、強烈な光は射さない。といって弱いとか、淡いというものではない。暑くもなく寒くもない光、自然に降り注ぎ、人間や家屋や都市を照らし出す光線は独特の中間的な性格を帯び、絵を見終わった後に残響を残し印象を刻む。私はホッパーの光に惹かれる。

 

光の対局は陰であるが、ホッパーの絵にあっては陰は深い。それは光の中間的とも言ってよい性格に反してほとんどの作品の中で闇の底に降りてゆくような暗さを潜めている。光線の当たらない部分、影の部分はどの絵においても一種妥協のない暗さ、黒々とした闇が描かれている。」

「エドワード・ホッパー 静寂と距離」(青木保著 青土社)

 

【 光 】ひとつを扱うとき、このようにさまざまな視点からみることができるのかと、とても深いと感じた一節でした。

 

もし、Points of You®︎もしくは写真があれば、1枚手にしてみてください。

この一節に沿って観察してみたとき、

写真はどのように見えるでしょうか?

 

その変化に気づいたとき、どんなことが頭に浮かぶでしょうか?

 

 

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