これは大学卒業してから60歳の期間満了までずっと厚生年金の掛け金を支払ってきた人には関係ない話しで、生活のダウンサイジングさえ出来れば、《今のところは》なんとかなるのです。
*で、これだけは言っとくけど….、生活のダウンサイジングって、楽じゃないからね。(生活のダウンサイジングを経験したものとして言っておきたい)

問題は途中で正規雇用から非正規雇用に変わった人たちや最初からずっと非正規雇用できている人たちなのです。

さて、こう言ってしまうと、お前は左派から中道に宗旨替えしたのか?、言われそうだけど…、この報告書自体はそういうことを言っているのです。

ただし、竹中平蔵の登場とともに非正規雇用は《超》急増したし、安倍政権もこの7年間のあいだに年金資金を何10兆円溶かしているのかわからない訳で、そちらのほうが年金には大問題なのです。

で、2009年から三年間政権与党だった民主党にもいったんの責任はあるという人も多いだろうけど…、ここまで年金問題を酷いものにしたのは、非正規雇用を拡大し、日本の少子化を決定づけた小泉・竹中政権と今も年金資金を溶かし続けている安倍政権、つまり自民党政権にある訳で、民主党の責任云々を言うの可哀想です。

また、野党は反対するばかりで対案がないという人もたくさんいる。でもさ、そんな野党に自民党のやることを防ぐだけの議席を確保させていないのは僕たち有権者なんですよね。
*昔の社会党並みの議席を確保しているのに、野党として業績を上げていない、やるべきことをやっていないというのなら、話しはまったく別ですが…