"Homo Deus":
前作の"Sapiens"が大傑作だったのでこの続編を買って読んだ訳ですが…、正直言って若干失望しています。
理由は、第3部の未来の話しを全編にわたって読みたかったのに、その前の第1部と第2部が、延々と、"Sapiens"の復習だったので…
+第3部の未来の話しが少なすぎる!(もっとあらゆる角度から、そしてたくさんのエピソードで、著者の考えを知りたかったのに…)
延々と続いた第1部と第2部の前作の"Sapiens"の復習は、前作が通史なら、この続編は前作の補講または事例研究とも言うべきものだったかな。
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"Homo Deus"の第1部と第2部の延々と続いた"Sapiens"の復習:
前作の通史と違い、前作のテーマに沿って、さまざまな角度から光をあてていた小話の集積といった感じでした。面白い話しもたくさんあったけど、それより早く未来の話しをしてくれよと感じた話しもかなりあった。
"Sapiens"を読んだ方は、第1部と第2部を飛ばして、いきなり第3部の未来の話しから読んだほうがいいと思う。
そのあと、映画でいえば前作の削除シーンの集まりともいえる第1部と第2部を読んでも差し支えがない。
いや、第1部と第2部が《前作の削除シーンの集まり》は、やはり、言い過ぎかな。(とても面白い小話も多いので…)