カルロス・ルイス・サフォンが2001年に「La sombra del viento(風の影)」でブレイクする前の、デビューから三作目にあたる「Las luces de septiembre(直訳:九月の光)」を読んでいます。
この作品は私のお気に入りでスペイン語の勉強も兼ねて二回読んだ、彼のデビュー作の「El príncipe de la niebla(直訳:霧の王子)」からつづく「霧(La niebla)」三部作または青少年文学(La novelas juveniles)三部作と呼ばれる一群の作品のひとつです。
この作品のスペイン語のレベルは「El príncipe de la niebla」より少し難しいのですが、内容が面白そうなのでなんとか読めそうです。
#自分の実力より少しレベルが上の外国語の本でも、面白い本はなんとか読めるものなのです。(^_^)
しかし、「霧」三部作の第二作でインドのカルカッタが舞台の「El palacio de la medianoche(直訳:真夜中の宮殿)」は5分の1ほど読んであまり面白くないのでそれ以上読みすすめられていません。
「霧」三部作は来年(2010年)の6月頃からようやく英訳版が順次出版される予定で(日本語翻訳版の出版の予定はなさそう)、「La sombra del viento」と違い英訳版をあんちょこ(ガイド)にして読むという裏技は使えません。
さて、「Las luces de septiembre」はノルマンディの架空の村(?)Bahía Azul(バイーア・アスール/青の湾)からイスマエルがイレーネ宛てに手紙を送る序章から始まり、1947年5月26日にパリからイレーネがイスマエルに手紙を書く終章で終わります。
で、序章につづく第一章の舞台は1936年の冬のパリ、思春期の真っ只中にいるイレーネの父親が大きな借金を残して亡くなり、家族が苦難の年を過ごしたあと、1937年の夏にイレーネが母シモーネや幼い弟ドリアンとともにノルマンディのバイーア・アスールにやってくるまでを描いています。
これから、イレーネとイスマエル少年との出逢いもすぐあるのでしょう。楽しみ、楽しみ。
