藤永茂さんの「『闇の奥』の奥」を読了しました。
稀にみるよい本です。
誰が(もちろん欧米の白人国家と、日本を含む名誉白人たちの国々ですが)、アフリカを今のアフリカにしたのか! そして何故今も、今のアフリカのままにしておくのか! よくわかる本です。
藤永さんは本の最後で、1961年1月17日にアメリカ合衆国の手によって暗殺されたコンゴ共和国の初代首相、パトリス・ルムンバ(享年35歳)の、コンゴ共和国独立記念式典(1960年6月30日)でのスピーチを引用します。
「自由の中で働く時、黒人に何ができるかを、我々は世界に示し、そして、このコンゴから、アフリカすべてのための燦然(さんぜん)たる太陽の輝きの中心を立ち上げて行くであろう」
「アフリカの光」と名づけていいスピーチです。
コンゴ共和国初代首相ルムンバが暗殺された1961年1月17日は、ケネディ大統領の就任式の数日前ですね。
この暗殺事件がアフリカの「夜明け前」の出来事だったと言われるのは、いつの日のことなのでしょうか。
ルムンバ首相暗殺のほぼ2年前にあたる1959年1月1日に、キューバのフィデル・カストロはキューバから腐敗したアメリカを追い払いましたが、コンゴは追い払えなかった・・・。
欧米から指摘されるようなさまざまな問題は抱えていても、半世紀に渡って自主独立を保ってきたキューバは、コンゴよりそしてどのアフリカ諸国より(もしかするとアメリカの属国である日本より)、よい歴史を刻んできたというのは、事実であり真実ですね。
藤永茂さんのブログ「私の闇の奥|コンゴの今後(1)」:
http://huzi.blog.ocn.ne.jp/darkness/2009/06/post_8b8d.html
