ジョセフ・コンラッドの「Heart of Darkness(闇の奥)」の第二章(全三章)、つまりP50(全72頁)までをようやく読み終えました。
#わからない単語が割りと多いので、文章の語感を大事にして感覚的に読んでいます。(原書やいくつかの翻訳版で、この作品を何度も読んでいるからできることですが)
この章の最後にこの物語の鍵をにぎるロシア人の青年が登場して来ます。語り手のマーロウは彼のことを「harlequin(道化者)」と呼んでいます。さまざまな色の継ぎ当てをそこらじゅうに縫い付け極彩色にした服を着た、髭をまったくはやしてないクリーンカットの若者です。
フランシス・コッポラがこの作品を象牙の誘惑に満ちたコンゴ河の奥地から、ベトナムの戦場に舞台を移して映画化した「地獄の黙示録」には、彼をモデルにしたデニス・ホッパー演ずる髭もじゃの中年カメラマンが出てきますが、原作を知っている私には、イージー・ライダーの片割れが演じたこのキャラクターだけは納得いきませんでした。
原作の若者が中年男に、服は極彩色だけれどきちんと髭を剃ったクリーンカット青年を髭もじゃの汚い男に・・・、そしてこのイージー・ライダーは騒がしいだけでそこにいる意味が何もなかったのです。
ロシア人のこの青年はカーツさんは「私の心を拡げてくれた」と言っています。(むさ苦しい中年男の心が拡がるわけがない)
#enlarge my mind=心を拡げる
さあ、どう彼の心をカーツは拡げたのでしょうか。いちばん重要な第三章を読みすすめたいと思います。
