映画俳優のポール・ニューマンさんが死去した。享年83歳とのこと。

と言うことは1925年生まれだから、日本で言えば大正14年生まれになり、私の亡くなった父親と同年の生まれである。

70歳を越えたぐらいかなと考えていたので、自分の父親の世代だとは思いもしなかった。(親父にもこれくらい生きて欲しかった)

私が彼の映画で思い出すのは渋谷の全線座で見た「栄光への脱出(原題:Exodus)」だ。この白黒映画(?)のテーマ曲は耳にこびりついている。あとはビリー・ザ・キッドに扮した「左ききの拳銃」かな。(こちらはテレビで見た) 「栄光への脱出」はオリジナルのタイトルからも想像がつく内容だが、ユダヤ人の父を持つ彼にはやりがいのある役だったのではないだろうか。

「タワーリング・インフェルノ」は見ていないし、「明日に向かって撃て」や「スティング」はロバート・レッドフォードの映画という印象が私にはつよい。最後に映画館で見た彼の映画は、トム・クルーズと共演した「ハスラー2」だった。当時のクルーズとは貫禄が違っていた。プール・ゲームの勝負の駆け引きの緊張感が素晴らしかった白黒映画の「1」はテレビで見たと思う。

ご冥福をお祈りします。