ヨシモトオノ

著:吉本 ばなな


ヨシモトオノとは、吉本ばなな×「遠野物語」!

日常にふと口をあける世界の裂け目。
生と死の境界がゆらぐとき――心に小さな光を灯す物語たち。

天井の木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。
木目って人の顔に見えるよなあ、小さいときも風邪を引くと木目がいろんなものに見えたな、と思ったら、そのおじさんがにやりと笑った。こちらの考えを見透かすように。(「思い出の妙」より)

民俗学者・柳田國男が地方の不思議な伝承を集めた不朽の名作「遠野物語」。
これは「不思議と言えば不思議で、そうでもないと思えばそれっきり忘れてしまう」小さなエピソードを集めた「吉本ばなな版遠野物語」!




不気味な表紙に惹かれて選びました。



もともと怪談話は好きなのと

不思議な世界観にものすごく引き込まれて

短編集だったこともあり

一気に読み終えてしまいました。



吉本ばななさんの実話や

信じられないけど、もしかしたら

そんなこともあるのかもしれないと思える話、

思いもよらず涙してしまうお話もあったりして

非常によかったです。