岡山県俳句作家協会の第40回俳句大会が岡山国際交流センターで開かれました。35人が参加して応募句、当日句の表彰や添削による俳句教室などがありました。
成績次の通り。
「岡山県知事賞」
手擦れたる書架の背表紙十三夜(谷本緑)
「岡山県教育長賞」
父情とはつんとかなしき玉子酒(笹井愛)
「山陽新聞社賞」
声かけてまた声かけて墓洗う(湯浅芳郎)
「RSK山陽放送賞」
教壇の牛乳瓶に秋ざくら(佐藤日田路)
「俳句作家協会長賞」
伐れは乳噴く木八月十五日(十河朴風)
○当日句
「最優秀」
開封の文に生まるる春の風(西村泉)
「優秀賞」
畑打つや時に思案の空仰ぐ(佐々木敏甫)
もの言わぬひと日や花のふくらみて(四宮和美)
山城に抜け道のあり木の芽風(花房典子)