絲山秋子さんの「袋小路の男」を読んだ![]()
前回「ばかもの」
を読んで、すごくよかったので続けて
主人公の大谷日向子は、高校の先輩の小田切孝に恋をする
しかし、小田切は日向子と気が向いた時に会ったりはするが、
付き合おうとはしなかった
大学に進学し、社会人になっても指さえ触れることもないまま、
つかず離れずの状態で12年(!)
いろいろあっても結局気持ちは彼に戻ってしまう
ああ、まただ。どうしてだろう。
絶対こんな恋愛したくないし、(そもそも私の性格上成り立たない)
うらやましいとも全然思わないのに、なぜか「いい!」と思ってしまう。
「その気持ち、わかる」とも。
普通ない形の恋愛なのに、なぜか当り前のようにリアル
「ばかもの」の2人と同じように、社会で生きにくいと感じている
2人がお互いを理解しあえていることが嬉しいとも思う
そして、やっぱり言葉の使い方がとても好き
「袋小路の男」は日向子の一人称で話が進むけれど、その続編の
「小田切孝の言い分」は(今度は思い続けて18年!!)、三人称で
書かれている
そうすると「袋小路の男」ではわからなかった、日向子のひとりよがり
な感じとか、その時はクールで冷たいイメージの小田切の優しさとかが
伝わってきて、「うまい」と思った
次は何を読もうかな、楽しみ楽しみ