子育てのゴールってなんでしょうか?
わたしはこう思います
親がいなくても、社会へ出たときに一人で自立して
人生を楽しみながら生きていける能力のある人間に育てる
逆にいうと、
親に依存して、社会へ適合できず一人で生活していける能力がない人間は
生きていくこと自体が辛くしんどいものになってしまいます
知っている方も多いと思いますが
マズローの5段階欲求説
これに当てはめるとわかりやすいです
マズローってすごいなー
1●生理的欲求 0歳児~大人
生命維持の為に必要不可欠
2●安全の欲求 0歳児~大人
家庭内の安心・安全、保護されているという気持ち
3●愛情(社会的)欲求 0歳~大人
安全の欲求が満たされた上で、家庭内で自分は愛される存在(愛情欲求)で、
ここが自分の居場所(帰属欲求)と感じられるということ。
これが欠けて、家庭での居場所がないと感じると、
外へ居場所を探したり心を閉ざしたりします。
だいたい小学校へ入るまでに、この3つの土台をしっかりと育ててあげれば、
自然と子どもは自立へと向かっていきます
(ちなみに抱っこ法では、この段階での親子のやりとりの仕方、
お母さんの在り方を重点的にお伝えしています)
そして次の段階
4●承認(尊厳)欲求 3歳くらい~大人
一つ下の段階の「愛情(社会的)欲求」がどの程度満たされているかによって
わかれていきます。
言い換えると、「愛情(社会的)欲求」の段階で、親からの愛が無条件だったか、条件付き
だったのかによって↓のように変わっていきます。
低いレベルの承認欲求は、他者からの尊敬、名声、注目などを得ること、外側の要因によって満たされます。
高いレベルの承認欲求は、自己尊重の意識付け、自律性・自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価より自分自身への評価を重視します。
大人になって生きづらさを感じるのは、3つの土台(とくに愛情(社会的)欲求ですね)が育っていないからなんですね。
大人になったからといって手遅れということはありませんが、
改めて土台の基礎工事をやり直すのは本当に大変です
わたしは土台がもろかったので、大人になり抱っこ法を学ぶ中で
ワークをしたり自分と向き合ったりしながら、
少しずつ土台を修復(再構築かな?)してきました
けどまだまだだと感じます
どう思われるか気になったり、自信がなかったり、
「はぁこんなわたしやだ・・・」と思ったり・・・
子ども時代を思い返すと、わたしは外に愛という居場所を求めてさまよってたなぁ。
いわゆる悪さをして親が学校に呼び出されたり、塾をさぼって友達と夜の海で騒いだり・・・
同じような仲間が集まるから、それはそれで心地よかったんだけど
結局心はさみしくて満たされることはなかった。
その仲間内でも自分の立ち位置とかずっと気にしてたしね
今思うとしんどーい
そんな時代を経て、やーっとここまでやってきた。
抱っこ法仲間でよく言う言葉があって、私たちはいつも「道半ば」にいる、ということ。
「道半ば」だけどここまで歩いたんだねと自分を褒めてあげたい
ネコは自由に生きる師匠
耳かき中
「やさしくしてニャー」