「イムジン河」はいつどこで聞いたか覚えがないが、多分テレビだろう。

聞いたときは歌の背景も何も考えず、何故か心にズンと沁みる哀愁を帯びた歌だなあと思った。

一番最初に聞いたのは、キム・ヨンジャさんの「イムジン河」だと思うが、次に、ザ・フォーク・クルセダーズ。

一番好きだったのは、韓国男性歌手で名前は思いだせないが日本のテレビでよくお目にかかっていた。

「イムジン河」はどこにあるかというと、北朝鮮から流れてきて韓国との境界ギリギリで黄海に流れ着く。

 

「イムジン河」は中々背景が複雑で、最初詠み人知らずでザ・フォーク・クルセダーズさんがレコードを出したらしいが、朝鮮総連からクレームが来て作詞・作曲者がいるはずなのできちんと調べてほしいと言ってきた。

作曲者の高宗漢 ,朴世永 作詞だったが、歌詞も2番・3番がわからず日本語でいろんな人が作詞したらしい。

 

この歌の聞き始めは松山猛京都の中学生時代に、松山の中学と喧嘩に明け暮れていた京都朝鮮中高級学校生にサッカーの試合を申し込もうと朝鮮学校を訪れ、教室から流れるこの曲を耳にしたことが始まり。

 

イムジン河を渡って南に飛んでいく鳥を見ながら、なぜ南の故郷へ帰れないか、誰が祖国を分断したかを鳥に問いかけ、故郷への想いを募らせる内容である。

 

 

(1) リムジンガン マルグン ムルン 臨津江の清き水は 

フルロフルロ ネリゴ 流れ流れて下り

  ムルセドゥル(ムッセドゥル) チャユロヒ(チャユロイ) 水鳥たちは自由に 

ノムナドゥルミョ ナルゴンマン 行き来して飛び交うが

  ネ コヒャン ナムチョクタン わが故郷は南の地 

 カグポド(カゴパド) モッカニ 行きたくとも行けないので

 リムジンガン フルマ 臨津江の流れよ 

 ウォナン シッコ フルヌニャ 恨みをのせて流れるか