すぎもとまさとさんの「吾亦紅」が大好きだったが、いつどの時代に聞いたか定かでない。しばらく歌を忘れていた。

昨日ふとメロディを思い出したがタイトルが思い出せなかった。いろいろ探しているうちyoutubeで偶然見つけた。

 

改めて聴くとセツセツと歌うすぎもとまさとさんの声と歌詞の意味が胸に響いてくる。

 

2007年12月31日第58回NHK紅白歌合戦にすぎもとまさととして「吾亦紅」を唄ったがこの時点ではあまり知られていなくて、和田アキ子さんが「全然存じ上げません」と発言してあとで謝罪したという。

 

吾亦紅の花になぞらえた母の生き方そして自分の人生を歌詞に込めている。

 

マッチを擦れば おろしが吹いて・・・歌の主人公がお墓参りに訪れたシーン
線香がやけに つき難(にく)い・・「おろし」は山から吹き下ろす強めの風。
さらさら揺れる 吾亦紅・・・風に炎が揺れて線香に火がついてくれない

ふと あなたの 吐息のようで・・・独りで火をつけながら目に入った吾亦紅

 

盆の休みに 帰れなかった・・・大事な時期に戻ることができなかった主人公
俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか
あなたに あなたに 謝りたくて

 

仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて
山裾の秋 ひとり逢いに来た

ただ あなたに 謝りたくて

 

小さな町に 嫁いで生きて

ここしか知らない 人だった

それでも母を 生き切った

俺 あなたが 羨ましいよ

 

小さな町に嫁いできて「母」と「嫁」という立場で懸命に生きてきた人だった

 

吾亦紅の花の名の由来には諸説あり、はっきりしていない。植物学者の前川文夫によれば、木瓜文(もっこうもん)を割ったように見えることからの命名という。一説には、「吾もまた紅なり」とワレモコウ自身が唱えたことが名の由来であるといわれている。このほか、中国の皇帝がこの花の匂いを気に入り、「吾も請う」と言ったことに由来するのではなど[4]、様々な俗説もある。

 

吾亦紅 すぎもとまさと - YouTube

 

ちあきなおみさんの歌も聞きたかったなあ・・youtubeにはない。