8/31(月) ウクレレ・レディ
私は世界地図を見るのが好きで、ちょっと気になる国があるとその国の位置や詳細を調べたりしている。
そして地図を眺めていてあることに気がついた。
ロシアの飛び地「カリーニングラード」
まずこの国の位置を!
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190903/05/yynatunatu1108yysummer/da/44/j/o0539040614571551298.jpg?caw=800)
カリーニングラードは元来ドイツ領の「ケーニヒスベルグ」であったが、第二次大戦時にソ連軍に占領された後、1945 年7 月のポツダム会議において
連合国間で地位を特定する正式の合意がなされるまでの間暫定的にソ連支配地となることとされた。
「正式の合意」は曖昧なまま現在に至っている。現時点でカリーニングラードにつき領土要求を行っている国はない模様である。
「飛び地」カリーニングラード
「飛び地」とは言っても、ソ連時代は大きなソ連の一部であったので特段の問題はなかったが、1991 年にバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)やベラルーシが独立国となったことによりカリーニングラードは本当にロシアの「飛び地」となった。
2001年のラーケン合意により、ポーランドおよびリトアニアのEU加盟が2004年にも実現する。そうなればカリーニングラードはEU諸国に取り囲まれ「飛び地」としての問題が一気に本格化する。
それを受けて、すぐにケーニヒスベルク特別管区が設置され、ケーニヒスベルク州としてソビエト連邦に編入された。
戦後、カリーニングラード州はソビエト連邦でも特に軍事施設の集中した地域となり、「ソビエトの不沈空母」とさえ呼ばれた。
ソビエト連邦崩壊以後
1991年以降、約12,000人のドイツ人がカリーニングラード州内に移住することを試みたが、ほとんどは数ヵ月後に再びドイツに移った。
また、カリーニングラード州の住民がロシア本土に入るためには、リトアニアを列車で通過することになるので、リトアニア大使館から許可を得る必要がある。
冷戦の終結以後、その軍事施設の規模や環境破壊の深刻さが次第に明らかになってきている。
経 済
しかし、周囲の国々や、ロシア本国からの隔絶した地理的環境が大きな足かせとなり、輸出の不振や高い失業率が問題となっていた。
ドイツもポーランドも自分の土地だ、と騒がないところが偉いね。