刑務所で失ってはいけないもの。 | 刑務所体験記&更生道

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刑務所を出所して半年、刑務所内の現実、出所後の苦難と更生の道を辿るドキュメントブログです。

今年も夏の甲子園予選が各地で始まった。

 

元野球小僧の私にとって、毎年この時期は胸が躍る。

 

それと同時に、ムショで暑い夏を迎える受刑者方々の辛さに思いを巡らせる。

 

今年の夏も暑くなりそうだ。

 

刑務所で失ってはいけないものは何か?

 

それはつまらないプライドや自己顕示欲、承認欲求などではない。

 

ムショでつまらないプライドは口論、喧嘩をよび懲罰につながる。

 

自己顕示欲、承認欲求もそう。

 

刑務官からの多少の理不尽など自身のしたことを思えばグッとこらえればいい。

 

失ってはいけないものは、自身がなぜこの場にいるのか。

 

自身がこの場にいながら支えてくれる待ち人がなにを想い望むのか。

 

その待ち人に感謝と敬意と更生を誓えるか。

 

誓ったことを守れるか。

 

守り続けられるか。

 

そういった気持ちを出所のその日まで、また出所後の未来まで失わずにいることが大切。

 

身勝手にムショまで来たのだから、せめてその先の人生は待ち人のために。

 

全ては待ち人のために。

 

それがきっと自身の更生につながる。

 

必ずつながる。

 

時に心折れそうになり、時に大切な待ち人の気持ちを思えない日があってもいい。

 

ムショの辛さ苦しさは十分承知。

 

そんな日を乗り越え、また失わずに待ち人を想えばいい。

 

それを繰り返せばいい。

 

ムショに入ったからといって人間いきなり変われない。

 

少しづつ、一歩ずつでいい。

 

忍耐強く、辛抱強くなっていけばいい。

 

きっとそんな姿を待ち人は望んでる。

 

そして何よりも失ってはいけないもの。

 

それは健康な心と体。

 

これが一番。

 

これに尽きるといってもいい。

 

何があっても、どんなに辛く苦しくとも入った当時以上にたくましく、忍耐強く、健康な体で出所すること。

 

待ち人に恩返しするにも、感謝の気持ちを伝えるにも、健康でなければ。

 

それが待ち人が一番望んでいることかもしれない。

 

受刑者の皆さん、今日もご苦労様です。

 

暑さ厳しくなる時期、長い夏をどうかお体大切に乗り越えてください。

 

また待ち人の皆さん、今日もお疲れ様です。

 

長く暑い夏がやってきます。

 

心と体の管理、大切にされてください。

 

受刑者も待ち人の無事と健康を塀の中から毎日祈ってます。

 

では皆さん、素敵な日曜日を☆

 

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