芸能人の薬物使用。 | 刑務所体験記&更生道

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刑務所を出所して半年、刑務所内の現実、出所後の苦難と更生の道を辿るドキュメントブログです。

 

 

 

 

 

芸能人が薬物で逮捕されたってニュースが。

 

最近では珍しくなくなってきた感がする。

 

薬物関係のニュースを見るたびに思う。

 

伝えるべき本質を伝えればと。

 

誰々が薬物で逮捕されたってニュースを見て私が感じることは、逮捕されて良かったなってこと。

 

それは芸能人だからとか、有名人が逮捕されたって野次馬根性ではない。

 

本人がこれ以上薬物を使用しなくて済むようになるかな。

 

逮捕され拘留されている間は少なくとも薬物を断てるだろう。

 

初犯なら執行猶予、その期間中に専門病院、ダルク等の支援を受けられたら。

 

本人が一番辛かっただろう。

 

家族も辛かっただろう。

 

失うものはあっても自身の身体を壊すようなものを断てる機会なら、その失ったもなど大したことではない。

 

大切なことは、薬物使用を今後やめられるかどうか。

 

薬物の恐ろしさは使用した者にしか分からない。

 

安易に大麻ならいいだろう、少しの薬物ならなど考えていることが間違っている。

 

薬物使用者はどんどんエスカレートしていく。

 

一度依存してしまえばとことん行きつく。

 

また薬物を断つことの難しさも半端ではない。

 

自分自身でコントロールできるものでもない。

 

サポートが必ず必要となる。

 

薬物で逮捕された者をネットで叩くことが正解ではない気がしてならない。

 

違法行為であることは間違いなく、法の裁きは受けるべき。

 

ただ薬物に関しては、更生の道を残してあげたいと私は思う。

 

一度の逮捕で社会的に抹殺されることは更生の妨げになる。

 

暖かい目でとは言わないが、病気で苦しんでいるといった思考になって欲しい。

 

裁きは受けさせるが、その後の更生サポートも社会がしてあげなければ。

 

芸能人のみならず薬物で苦しむ者は多くいる。

 

またその家族も苦しんでる。

 

そういった報道もあってしかるべきではないかと思ってやまない。