受刑者同士の暴行。 | 刑務所体験記&更生道

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刑務所を出所して半年、刑務所内の現実、出所後の苦難と更生の道を辿るドキュメントブログです。

 

 

 

 

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最近、刑務官による暴行事件、理不尽な拘束などがニュースになってる。

 

元受刑者の私に言わせれば、刑務官によるそれらは全国的にもごく稀なケース。

 

あってはならないが、私が知る限りほぼないと言っていい。

 

それに比べ受刑者同士の暴行は日常的とまでは言わないが私もよく目にした。

 

もちろん暴行と言っても大怪我につながるようなことまではない。

 

軽く殴る蹴る程度だが、これはあった。

 

私がいた工場はいわゆる侍工場で、元気のいい若い子が多くトラブルも日常的だった。

 

刑務官監視のもと、どこで殴ったりできるか?

 

工場の死角、居室で見張りを立ててといったケースが多かった。

 

刑務官による暴行であれば受刑者は申し立てもできるが、受刑者同士となれば話は別。

 

受刑者同士は暗黙のルールがあり、それら暴行を見てもチンコロなんてしないし出来ない。

 

チンコロすれば工場から出されることは決定的、殴られた者も言えば互いの懲罰の可能性もあり言い出さない。

 

要するに何があっても受刑者同士のそれらは見ざる言わざる聞かざる。

 

刑務官が知ることになれば懲罰だが、バレないようにするノウハウも持ち合わせてる。

 

あまりにもエスカレートすれば、周りがやり過ぎだと止めに入るケースもあったが。

 

ある時、顔を殴られ口から血を流してる者がいて、それに気づいた担当のオヤジが「その血はどうしたんか?」と問い詰めた。

 

聞かれた受刑者は「自分で転びました」って言い張る。

 

もちろんオヤジもそれで納得はしないが、言い張る以上そのままにしてた。

 

もちろんオヤジも気付いてはいるが、そこは工場担当のオヤジの裁量、警備隊を呼び調査することもできるが、そこまではしないオヤジが多かった。

 

それ以上やればもちろん調査対象だが、それ以上は皆しないし皆誰もチンコロはしない。

 

それがムショのハウスルールみたいなものだった。

 

もちろん暴行などない工場もある。

 

私が他工場に移動となった時、初めて自分がいた工場が侍工場だったと気付いたくらいだから。

 

移動した工場があまりにもゆるく、平和だったので驚いた。笑。

 

ムショも配役される工場によって大きな違いがある。

 

ただ何度も言うが、大怪我をさせるようなバカなことをする者はいなかった。

 

ムショまで入って事件送致など勘弁極まりないから。

 

ちなみに工場に入る時、出る時は必ず検身と言われるものがあり、そこで全裸になって身体を確認されるので大きな傷跡などあればすぐに分かるようになっている。

 

ムショの配役先は重要です。笑。

 

では皆さん、素敵な日曜日を☆

 

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